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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ハツユキソウ - トウダイグサ科3

2020-07-12 16:41:20 | みんなの花図鑑
ハツユキソウは これだけ和名で呼ばれることが多いのですが、トウダイグサ科ユーフォルビア属の植物で、やはり 独特の杯状花序が観察できます。
第2回の ユーフォルビア・ダイアモンドフロストのように小さくなく、ショウジョウソウのように暑苦しくもないのです (^^♪


学名:Euphorbia marginata
頂上の花序は 杯状花序。
和名の「初雪草」は、 花序の下の苞葉(葉が変化したもの)が 白い覆輪になっていて、まるで初雪が積もったように見えることから。




ハツユキソウの杯状花序は ショウジョウソウやダイアモンドフロストより凝った造りになっています。どこが違うか、お分かりになりますか?




一番上の杯状花序を見ますと、杯(カップ)の中から 雌花が産まれて来ています(白いイソギンチャクまたはヒトデの触手のようなのが 雌しべの柱頭、その直下の球体が子房)。
子房の周囲に抹茶色をした楕円の器官は腺体(蜜腺)で、ここから蜜を出します。おしゃれなのは 腺体を下支えする白い「付属体」という器官がさらに加わっていることです。




今度は側面から観察してみましょう。 カップ(杯)は毛深いですね。ハツユキソウは 花柄も毛が生えています。
カップから 雄花(雄しべの集合)が上に伸びていますが、 それに先行する雌花がこの花序では見られません。 ハツユキソウでは 雄花だけの花序と 両性花の花序とあるようです。




別の花序を 側面から観察してみます。こちらは 大きな子房が カップ(杯)から垂れ下がっています。 上には 雄しべが伸びているので、こちらは 両性花ですね。




腺体の下から出ている白い付属体の役目はなんでしょう? (ハツユキソウのときは毎回 同じことを問いかけています)
そして、こう自答しています。
花弁と同じ、というのが素朴な予想(´v_v`).




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