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アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

空、宿木、空蝉、空木

2022-02-09 06:00:02 | みんなの花図鑑
きょう、カミさんを美容院に送って行って、待ち時間に岡崎公園の南の菅生川を歩いてきました。
そのとき撮ったスナップです。



樹はエノキでしょうか?
でも、その向こうのが 今日は気になります。




うろこ雲?が素晴らしい模様を描いています。













手前の木に 球形をしたものがぶら下がっていました。


これはスズメバチの巣でしょうか?



ヤドリギ

対岸(八丁味噌の八帖町)にあるエノキは ヤドリギが巣くって、ほら、こんなことに(^^)/




同じ木をズームしたもの。




こちら側にももちろんあります。ただ 逆光で真っ黒な煤(すす)みたいな宿り木になっちゃいます。




菅生川のこの一帯はヤドリギの群生地?で、そのヤドリギの実を食べに ヒレンジャクやイカルが 来ていましたが、公園整備で大部分切り取られてしまいました。




今残ってるのは 公園から離れた菅生川の最下流です。









次は 空蝉 です。。。



はい、これが空蝉です。
な~んだ、セミの抜け殻じゃないか!って。
そうです、セミの抜け殻のことを「空蝉(うつせみ)」というのです!(^^)!
ただ、最初から「うつせみ」=「空蝉」=「セミの抜け殻」だったわけではなく、
古語で「うつしおみ」「現人」=「生きている人間の世界、現世」が元々だったそうなんです。
「うつしおみ」が訛って「うつせみ」になって それが「空蝉」という漢字を当てるようになって「セミの抜け殻」の意味ももつようになったのだとか。




最後は 「空木」です。。。



空木(うつぎ)というのはこのように幹の中が中空になっている木のことです。




これは スイカズラ科のハコネウツギ ですが、他のウツギ、たとえば アジサイ科のウツギ(卯の花)もノリウツギなども枝が中空と思われます。




のちに「空木」は芯が腐って、空洞になった木のことにも使われるようになりました。
ここから、「うつろぎ」の語感も生じるようになり現在に至ってます。


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