秋は変えてみることの増える季節かと思っていたら、MS Office をそっくり入れ替えたいという方が現れた。
基礎から再学習するつもりで参考書を買ってみたが、MS Office が 2007 以降まったく様変わりしてしまっていて、使っている MS Office と参考書との整合がとれず、参考にならないという。ごもっともである。
旧弊の吾人には、あまり機能の範囲を広げてない 2003 以前のもののほうが、簡単で使いやすいのだが、使いやすさを取るか多機能を取るか迷うところだろう。
MS Office に簡便型と多機能型の2種類があれば、用途に応じて使い分けができてよいと思うのだが、いまの動きは多機能へ向かうばかりである。
さて、入れ替え断行の前には、次の確認と選択が必要ではないかと思う。
【確認しておくこと】
1.用法の簡便さを望むか、あるいは将来を考え多機能を望むか
2.ハードディスクの空き領域はどれだけあるか
3.物理メモリの大きさはどれだけあるか
4.現行OSのままで 2010 は満足に動作するのか
【選択できる方法】
1.参考書との整合のみでよければ、旧バージョンの参考書を探す。
○Book Off など古書店
○図書館
○用済み蔵書譲り受け
2.疑問発生の都度、ヘルプ、Q-Aサイト、MPSを活用して解消していく。
○できることを覚えるより、何をしたいかを先に決める。
○検索と質問の要領を会得する。
○MPSに躊躇せずに設問する。
3.バージョン・アップに踏み切るなら、範囲をはっきり決めてすっきり乗り換える。
○MS Office のみか、OSまで行うのか、最初の方針を決めてから着手する。
○新旧両用はいっそう複雑さを招くので回避したほうが得策である。
○蓄積データのバックアップは必ず行っておく。
なにぶん引越しは疲れるもの、チェックリストを作って、あわてずに落ちのないよう、記録をとりながら実施されることをお勧めしたい。