横文字のWeb記事も日本語で読める。
機械翻訳というシステムのおかげだが、機械は人間の心を読み取れないから、読んでいる人間が翻訳された文章を理解できるかどうかにはまったく無頓着にできている。
先日来、メタファイル関係の説明記事をあちこち読んでみたが、そうか、わかったというものは一つもなかった。
わかるはずのない記事をなぜ載せるのか、と言いたくなるが、あれは載せているのではなく、載っている外国語文の記事を、載った後で機械が翻訳しているのだから、掲載者に文句は言えない。
学術論文を、2国語でそれぞれ書いて発表するのとは違って、元が一つなのに二つあるかのように見せかけているだけなのだ。
読みこなすには、原語のお勉強をしっかりやるしかなさそうである。
わかるはずのない機械翻訳の実例を挙げておこう。
”Helen Merrill sings You'd be so nice to come home to.”
「ヘレンメリルは、あなたがカムホームトゥのでいいだろうと思う。」
そっくりコピーしたので、文末のピリオドと句点以外には手を加えていない。
これでわかった人は、隣の銀河系に住む資格をもっていると言ってよいだろう。