外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

熱戦は水入り

2008-10-19 20:51:12 | 大学野球
明治の投手陣を最後まで打ち崩すことができず、早明二回戦は延長12回、0対0で引分け。

予想どおり、明治の先発・野村くんのピッチングは素晴らしく、難攻不落でした。


もっとも、早稲田も投打に良く頑張ったと思います。

今日の投手リレーは、須田ー大前ー福井ー大石

度重なるピンチにも動じることなく、みんな立派に役割を果たしました。

持ち前の粘り強いピッチングを見せた須田くんと大前くん。
最速150キロを超える速球とキレのよい変化球で明大打線をねじ伏せた、福井くんと大石くん。
みんな素晴らしかったです。


野手では、松本、泉、坂本の四年生3人が意地を見せてくれました。

松本くんは、今日の野村投手の球が最も見えていた打者でしょう。
ギリギリまで球を見極めて、しぶとくミートして安打を放ちました。

泉くんは、打席でも粘りまくりましたが、やはり左翼大飛球の好捕、そして本塁への好返球で明大の先取点を阻止したことが、何といっても大殊勲です。

最後に、坂本くん。
延長12回の二死ランナー無しという場面で代打で打席に入った彼は、明治の岩田くんから執念の左翼線二塁打を放ち、あわやサヨナラ勝ちという状況をつくりました。
残念ながら後続がなく試合は引分けに終わりましたが、今日のバットの感触を、坂本くんは一生忘れないと思います。
今年は、沖縄キャンプの帯同メンバーから外れるなど、苦しい時期が続きましたが、オフ日にも自主練習で汗を流し、粘り強くチャンスに備えてきましたが、その努力が実りました。
代走・白石くんが告げられて一塁ベンチに戻る時に坂本くんが見せた会心の表情を、私は決して忘れません。


さて、伝統の早明戦の決着は、明日の月曜日に持ち越しとなりました。
斎藤・岩田の主戦投手二人が、再び対決することになるのでしょうか。


相手に不足なし。
明日こそは、四つ目の勝ち点をあげてリーグ優勝に王手をかけましょう!


それにしても、両校の意地が火花を散らす試合が、立教戦から続いています。
もちろん選手たちが一番大変なのですが、応援部もファンも大変です。

でも、この痺れる空気こそ、トーナメント戦では味わえない、六大学野球リーグ戦の醍醐味なんですよね。

熱戦が終わり、つるべ落としの夕暮れに包まれる神宮を後にする時、大学野球ファンであることの幸せを、心から感じ入りました。

Comments (5)
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