外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

熱闘を制して勝ち点3

2008-10-15 18:55:00 | 大学野球
斎藤ー大石ー松下という磐石の投手リレーで法政打線を散発4安打に封じ、苦しみ抜いたのちに延長14回に押し出しで決勝点を奪って、今季三つ目の勝ち点をあげました。

これで早稲田は、いよいよ賜杯争いの単独トップに立ちました。

次は中二日で早明戦。
秋季リーグ戦は佳境に入ってきましたね。
大黒柱の斎藤くんの疲労度合いが心配ですが。


さて、得点機が殆どなくて三塁が遥か遠くに見える、長い長い今日の試合。
加賀美くんのスケール感とタフネスが溢れる投球に、早稲田打線は沈黙を続けっぱなしでした。


ようやく点の動いた唯一のイニングである、十四回表の早稲田の攻撃は、次のようなものでした。

この回の先頭打者・後藤くんは三塁ライナー。
ここまで早稲田の各打者が加賀美くんから良い当たりを放つことは殆ど皆無だったので、『あれっ、加賀美くんも、延長14回まで投げ抜いてきて、さすがに疲れてきたかなぁ?』と、ネット裏のファンが囁きます。

その予感を証明するかのように、泉くんが左前安打、松永くん右前安打、小島くんが左前安打と続き、一気に一死満塁のチャンス到来!

大石くんへの代打・土生くんが見送り三振で二死となるも、ここで上本主将が万雷の拍手を受けて打席へ。

加賀美くんも最後の力を振り絞って投げてきましたが、最後は上本くんが貫禄で四球を選び、押し出しで虎の子の一点を奪取しました。

加賀美くんは、続く細山田くんへの死球で連続押し出しの二点目を献上。
遂に無念の降板となりました。

ここで、ようやく法政は武内くんをマウンドに送り、加賀美くんは男泣きしながらベンチに。


この早法4連戦における加賀美くんの力投は、敵ながらあっぱれの一言。
胸を打たれました。
今日も、9回を過ぎても150キロ前後の豪速球を厳しいコースに要所で投げてくるのには恐れ入りました。

彼が降板する際に、早稲田側の観客席からも大きな拍手が送られるのを聞きながら、新しい神宮の星が誕生したことを私は確信いたしました。


それにしても、この早法4連戦では、六大学野球の醍醐味を久し振りに堪能することができたように思います。

今日は、朝の四時半に自宅を出て、六時から正午まで仕事をさばき、午後に半休を取って神宮に向かいましたが、大正解でした。
(^^)v

激闘を戦い抜いた両校ナインに、心から拍手を送りたいと思います。


勝利の美酒と迫りくる眠気が、何とも心地の良い夜であります。


Comments (5)
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