週刊ベースボール増刊「大学野球」春季リーグ戦展望号は、4月1日(水曜日)に発売予定です。
定価870円。
各校の戦力が どんな具合なのか、楽しみですね。
もっとも、個人的な意見ですが、マスメディアによる戦力分析は、各チームの主力選手たちがベストコンディションで試合に挑む前提となっていると思います。
また、キャンプやオープン戦への取材に あまり時間をかけていないので、過去のデータに基づいて記事が書かれているように感じます。
1980年代前半までは紙面の9割が東京六大学リーグの記事でしたが、今は地方リーグまで広範に取り上げますから、どうしても取材が浅くなります。
そして、実際にリーグ戦が始まると、主力選手が故障していたり、調子を落としたりしますし、どの週で対戦するかによっても勝負の行方が大きく変わってきます。
開幕前の順位予想には限界があります。
というわけで、「勝負は下駄を履くかまで分からない」「どのチームにも優勝の可能性がある」という ありきたりの結論に落ち着きました
(^^;;
「大学野球」は、すでにAmazonで予約販売が始まっています。
春近し。
コンビニの店頭には、早くも冷やし中華が並び始めました
(*^^*)
=========
帝国海軍の巨大戦艦 武蔵が、海底で発見されたと報道されています。
海軍経理学校での私の父の先輩で、沈没時に武蔵に主計将校として乗っていた方がいらっしゃいました。
海上に投げ出されて漂っていたところを僚艦に救助され、九死に一生を得たとのことで、戦後は大企業の重役として活躍されました。
すでに他界されていますが、もしご健在であったならば、このニュースをどのような気持ちで受けとめられたのでしょうか。
さて、戦艦は英語のbattleshipを和訳した軍艦の分類です。
同様に軍艦の英語での呼称を挙げてみると……
重巡洋艦:heavy cruiser
軽巡洋艦:light cruiser
駆逐艦:destroyer
航空母艦:aircraft carrier
魚雷艇:torpedo boat
機雷敷設艦:minelayer
機雷掃海艇:minesweeper
海防艦:escort
cruiser(クルーザー)を巡洋艦としたのは名訳だと思います。
なお、frigate(フリゲート)、 corvette(コルベット)は、欧米では巡洋艦と駆逐艦の中間に位置する軍艦を指しますが、これまで正式に和訳されておらず、たまに装甲艦とか砲艦などと訳されることもあります。
また、海上自衛隊の「護衛艦」は、 航洋性をもつ現役の大型水上戦闘艦艇の総称であり、上記の分類でいえば巡洋艦と駆逐艦の両方を包含し、国際法上は軍艦(warship)となります。
ところで、日本の自衛隊にはJapan Self-Defense Forcesなる英語名称があります。
そして、自由民主党が2012年4月27日に決定した日本国憲法改正草案では「自衛隊を国防軍にする」と明記されていますし、昨年12月に施行された第46回衆議院議員総選挙の政権公約においても国防軍と位置づけると明記しています。
すなわち、政府が進める安全保障法制の見直し作業も、国防軍への改称が念頭にあるわけです。
国防軍はnational defense forceの和訳ですが、かつてのナチス時代のドイツ軍が国防軍を名乗っていたことでも明らかなように、自衛のための戦争しかやらない軍隊を意味するわけではありません。
国際的には、どんな戦争でもやる軍隊だと見なされるのが国防軍という呼称です。
憲法改正の議論が具体的に始まると、自衛隊から国防軍への改称も議題に挙がるはずです。
漢字で書く分には、自衛隊と比べて さほど意味が変わらないような印象を日本国民は受けるかも知れません。
しかし、海外の国々がnational defense forceという英語表記から受ける印象は大きく異なります。
「国際法上は現在でも軍隊なのだから、国防軍と改称してもよい」という考え方は、やはり少々危険だと私は思います。
定価870円。
各校の戦力が どんな具合なのか、楽しみですね。
もっとも、個人的な意見ですが、マスメディアによる戦力分析は、各チームの主力選手たちがベストコンディションで試合に挑む前提となっていると思います。
また、キャンプやオープン戦への取材に あまり時間をかけていないので、過去のデータに基づいて記事が書かれているように感じます。
1980年代前半までは紙面の9割が東京六大学リーグの記事でしたが、今は地方リーグまで広範に取り上げますから、どうしても取材が浅くなります。
そして、実際にリーグ戦が始まると、主力選手が故障していたり、調子を落としたりしますし、どの週で対戦するかによっても勝負の行方が大きく変わってきます。
開幕前の順位予想には限界があります。
というわけで、「勝負は下駄を履くかまで分からない」「どのチームにも優勝の可能性がある」という ありきたりの結論に落ち着きました
(^^;;
「大学野球」は、すでにAmazonで予約販売が始まっています。
春近し。
コンビニの店頭には、早くも冷やし中華が並び始めました
(*^^*)
=========
帝国海軍の巨大戦艦 武蔵が、海底で発見されたと報道されています。
海軍経理学校での私の父の先輩で、沈没時に武蔵に主計将校として乗っていた方がいらっしゃいました。
海上に投げ出されて漂っていたところを僚艦に救助され、九死に一生を得たとのことで、戦後は大企業の重役として活躍されました。
すでに他界されていますが、もしご健在であったならば、このニュースをどのような気持ちで受けとめられたのでしょうか。
さて、戦艦は英語のbattleshipを和訳した軍艦の分類です。
同様に軍艦の英語での呼称を挙げてみると……
重巡洋艦:heavy cruiser
軽巡洋艦:light cruiser
駆逐艦:destroyer
航空母艦:aircraft carrier
魚雷艇:torpedo boat
機雷敷設艦:minelayer
機雷掃海艇:minesweeper
海防艦:escort
cruiser(クルーザー)を巡洋艦としたのは名訳だと思います。
なお、frigate(フリゲート)、 corvette(コルベット)は、欧米では巡洋艦と駆逐艦の中間に位置する軍艦を指しますが、これまで正式に和訳されておらず、たまに装甲艦とか砲艦などと訳されることもあります。
また、海上自衛隊の「護衛艦」は、 航洋性をもつ現役の大型水上戦闘艦艇の総称であり、上記の分類でいえば巡洋艦と駆逐艦の両方を包含し、国際法上は軍艦(warship)となります。
ところで、日本の自衛隊にはJapan Self-Defense Forcesなる英語名称があります。
そして、自由民主党が2012年4月27日に決定した日本国憲法改正草案では「自衛隊を国防軍にする」と明記されていますし、昨年12月に施行された第46回衆議院議員総選挙の政権公約においても国防軍と位置づけると明記しています。
すなわち、政府が進める安全保障法制の見直し作業も、国防軍への改称が念頭にあるわけです。
国防軍はnational defense forceの和訳ですが、かつてのナチス時代のドイツ軍が国防軍を名乗っていたことでも明らかなように、自衛のための戦争しかやらない軍隊を意味するわけではありません。
国際的には、どんな戦争でもやる軍隊だと見なされるのが国防軍という呼称です。
憲法改正の議論が具体的に始まると、自衛隊から国防軍への改称も議題に挙がるはずです。
漢字で書く分には、自衛隊と比べて さほど意味が変わらないような印象を日本国民は受けるかも知れません。
しかし、海外の国々がnational defense forceという英語表記から受ける印象は大きく異なります。
「国際法上は現在でも軍隊なのだから、国防軍と改称してもよい」という考え方は、やはり少々危険だと私は思います。