外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

ラジオ放送開始から90年

2015-03-24 21:53:29 | 大学野球
大正時代の終わりに開始されたラジオ放送の歴史が、今年で90年となります。

歴史といえば、甲子園の高校野球が今年で100年、東京六大学野球リーグが90年となります。
ラジオの電波に乗せて、学生野球の熱気が全国津々浦々に実況されたことが、今日の日本球界の隆盛につながったことは間違いありません。

今日、クルマで大学に行きましたので、私はカーラジオで選抜の熱戦を楽しみました。

中でも、個人的に盛り上がったのは県立岐阜商業と松商学園という伝統校対決。
岐商が創部90年、松商は創部100年というのですから、背負う歴史が違います。

早稲田で松商学園出身の選手といえば、まず中島治康さん(昭和6年入学)が思い浮かびます。
松商のエースとして甲子園で全国制覇した中島さんは、打者に転向したばかりの早大時代にはみるべき成績を残せなかったものの、プロ野球で打撃三冠王の第1号となる強打者となり、野球殿堂入りしました。
SportsClick:この人にこの技あり


県岐商出身の早稲田の選手といえば、松井栄造さん(昭和12年入学)と近藤清さん(昭和15年入学)です。
甲子園で優勝して鳴り物入りで早稲田にやってきた二人。
特に、甲子園で春2回、夏1回の全国制覇を達成したエース投手の松井さんは、端正な容姿も相まって、早稲田でも全国区のスター選手となりました。
しかし、残念ながら、近藤さんとともに第二次大戦で戦死されました。
「戦地に逝ったワセダのヒーロー―松井栄造の24年―」展によせて:文化:教育×WASEDA ONLINE


『1943年晩秋 最後の早慶戦』刊行―早稲田と慶応、初めての共同研究― :文化:教育×WASEDA ONLINE


カーラジオを聴きながら、偉大な選手たちの足跡に思いを巡らせました。
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