明治先勝で迎えた早明2回戦は、8回表に痛恨の逆転3ランを被弾して早稲田が敗れました。
残念ながら勝ち点を落としました。
腕相撲でいえば、双方が全力を出して均衡して勝負のつかない状態。
腕相撲でいえば、双方が全力を出して均衡して勝負のつかない状態。
8回を迎えた時点での今日の試合は、そんな感じでした。
そんな時は、ちょっとしたことから形勢が大きく動きます。
思えば、三塁を強襲した強いゴロを福岡くんが大きく弾いた場面(記録は安打)から 微妙に勝負の流れが変わり始め、次に柴田くんが当たり損ないの投手ゴロを処理できなかったところで、一気に明治に流れが移ってしまいました。
そこで飛び出したのが悪夢の逆転3点本塁打。
力のある投手が何名もベンチに揃っているときに起こりうる投手リレーの罠。
投手を替えたことで、自ら均衡を崩してしまいました。
今日の早稲田は、守備で頑張っていました。
内野、外野に美技が続き、リードを全員で懸命に守っていました。
それだけに、悔やまれます。
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そういえば、平成20年春の早明戦でも 、こんなことがありました。
そこまで早稲田はリーグ戦3連覇を達成し、4連覇も確実視されていた状況で迎えた早明3回戦。
2点リードで9回裏の守備につく早稲田は、そこまで好投していた投手に替えて、当時の勝利の方程式に従って松下建太投手(明徳義塾)を登板させました。
ところが、走者2人を出した後に逆転サヨナラ3ランを被弾して勝ち点を落とし、その結果、天皇賜杯は明治に渡ってしまいました。
その次の秋には、早稲田が優勝しましたので、もし あの逆転3ランがなければ、早稲田がリーグ史上初の5連覇を達成できたことになります。
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プロ野球で多用される、中継ぎ~抑えの継投策、いわゆる勝利の方程式は、何十試合も重ねていけば 相応の確率で勝利に結びつくのですが、それでも何試合かは継投が裏目に出ます。
今日の早明戦は、その裏目の試合になってしまいました。
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勝ち点は落としましたが、リーグ戦は 始まったばかり。
次のカードは、一週置いて早立戦です。
きちんと準備して、立教から勝ち点を取りましょう。