外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

耐震工事

2019-08-17 13:37:16 | 大学野球
大隈講堂が耐震工事中らしいです。

薮野さんは、これまでも早稲田愛の溢れる絵を数多く描いてくださっています。

大学の施設は、学生や教職員だけでなく、近隣住民の皆さんにとっても、緊急避難先の役割を担います。

工事を担当する建設会社さんには、ぜひ良い仕事をお願いいたします。

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8月15日には、平和を考えるテレビ番組が数多く放送されました。
どの番組も、二度と戦争してはいけないというトーンで制作されていました。

一方、憲法改正の議論が 始まろうとしています。
現行憲法には、たしかに日本語としてもおかしな部分がありますし、見直す検討はすべきでしょう。

ここで一つ留意すべきことは、サンフランシスコ講和条約を所与のものとし、その枠組みを尊重した上で憲法を論じようとする立場と、限りなく明治憲法の枠組みを復活させようという立場のコンフリクトです。

国会議員の中にも、「教育勅語」「八紘一宇」などと言及する人がいますし、天皇陛下を国家元首とする改憲案も自民党が打ち出したことがあります。

昭和30年生まれの私は、戦後の民主主義教育の申し子の世代です。
象徴天皇、国民主権、基本的人権の尊重、そして平和主義という現行憲法の枠組みは大切にしなければと思うのです。

こんな記事もありました。
「強すぎる国家が人間の権利と民主主義を踏みにじることを 現代の日本人は知らない」という部分に、私は共感します。

東アジアの安全保障環境が 大きく変動していることは確かですから、国防の在り方を きちんと見直すべき時期が到来したと私も認識します。
自衛隊の活動範囲を拡げ、いわゆる「普通の国」に一歩踏み出す覚悟が求められるのかも知れません。
普通の国には、戦後日本の忘れていた痛みが避けられません。
しかし、だからと言って、この機に乗じて国家の統制力を強め、様々な判断を国家に丸投げするような仕組みを作るようなことは いけないでしょう。

民主主義は手間がかかりますが、国民は その手間を惜しんではいけないのだと思います。

これから始まるであろう改憲論議に対する私のスタンスは、こんな感じであります。
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