初めは近くの小学校で良い、と思っていましたが、息子が毎日のように自分の世界に入り、絵を描いたり工作している姿を見ているうちに、そういう息子を認めてくれて褒めてくれる学校があったらいいのになぁ、と思うようになりました。
そんな時、開智望を知りました。
青木校長、久保田副校長と実際に話をする機会を得る中で、探究の授業が息子にぴったりだと思い、また、社会と教育の考え方に息子の未来を感じて受験を決めました。
望の先生は、受験勉強より子どもの興味あることを伸ばしてください、と言われました。
しかし、それで入試に合格するとは思えず、塾探しを始めました。
開智に熟知していて少人数を探している中、アヤアカにたどり着きました。
学習塾に通ったことがない息子。
体験では散々でした。
他の塾も見て悩みましたが、これからずーと続く「学び」を考え、中途半端な受験塾ではなく学ぶ土台作りをしてくれるところ、そして、「学び」に対して真っ直ぐ正直な先生というところ、それが決め手でアヤアカに入塾しました。
実際入ってみると、楽しいことばかりではありませんでした。
親を含めてダメなことはダメとハッキリ言ってくれる先生なので。
でも、先生を信じて、言われた質と量をこなしていました。
一番辛くて歯がゆかったことは、家ではできるのに塾や模試ではできないということでした。
先生から、「ただプリントをこなしているだけで、身についてないのでは?」と指摘され、身につけるためにストイックにならざるを得ませんでした。
その結果、息子には過度なストレスと不安を植え付けてしまいました。
結果、第1回目入試では、残念な結果になりました。
結果を受けて、息子の様子を見る中で、本人の気持ちと親の気持ちが大きく乖離していることに気づきました。
第2回目入試を受験するかどうか悩みましたが、先生の言葉を信じ、息子の様子を見ながら臨みました。
入試当日、車で向かう中、緊張からか息子が嘔吐しました。
すると、本人の中で何かが吹っ切れたようにリラックスして喋り出しました。
その姿を見て、「これで駄目なら仕方ないね!」と、家族で笑いました。
結果は合格。
終わって振り返ってみると、親の気持ちはどんなに隠しても隠しきれない。
隠すくらいなら、隠さなくても良いくらい何度も向き合い、ためらわず、行動することが大事だとわかりました。
息子は自分に自信がついたのか、自分の世界を楽しみつつ、今まで苦手だったことに前向きに挑戦できるようになり、これからが楽しみになりました。
田村先生、一年間ありがとうございました。
これからも親子共々挑戦し続けます。