咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
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鬼の政治・・・と、非難

2011-07-14 23:13:13 | 報道・ニュース
 先の内閣不信任決議案が提出される前から、菅首相退陣論をいろいろな場で公言していた西岡武夫参院議長が、12日「国難に直面して、いま、民主党議員は何をなすべきか」との表題の論文を発表した・・・・と、報道があった。

 立法府の長が、行政府の長に対してその座を速やかに辞すべきであるとの批判は、極めて異例のことである。

 西岡参院議長にしてみれば我が国最大の国難を打開するどころか、人災に手を貸している行政府の長である菅首相に対して、一刻も早く退陣することが国難打開の近道であり、もっとも重要な要件と考えての決断と思われる。


 この論文によると、「国難にあたって延命に汲々とする菅直人首相を辞任させることこそ民主党の議員の責任」と訴える内容らしい。

 さらに、原発周辺の避難指示が遅れたことで、避けることのできたはずの放射線に住民をさらしたこと・・・これこそは「鬼の政治」と非難。

 また、来月末の通常国会会期末を迎えても首相は、辞職することはないとの見方をしており、内閣不信任決議案と首相問責決議案を併せて提出すべきとしているとのこと。

 なお、内閣不信任決議案は6月2日に否決されているが、同一国会中に一度しか提出できないというのは俗論であると・・・・。

 同論文では、「首相交代に必要な時間は、首相が居座ることによる壮大な時間の浪費に比べれば微々たるものだ」と、結んであるとのこと。


 西岡参院議長も長い議員生活で、歴代首相や国会運営を見てきた中で、これほどまでにひどい首相は、見たことないということだろう・・・ほとほと愛想も尽きてしまったものと思われる。

 前代未聞の大震災で、遅々として進まない復興支援、未だに8万人以上の被災者が連日の猛暑の中で不自由な生活を強いられている。

 被災者の皆さんにとっては、国の温かい手が差し伸べられていない現実にいら立ちは隠せないだろう。

 これほどまでに国の政治が、停滞していること自体極めて異例のことであり、大震災から既に4ヶ月を超えても未だに打開策が見当たらない我が国の政治による不幸・・・いつまで続くのだろうか。


 そのような時期、この西岡参院議長の論文が発表されたことは、大きな意味があり民主党の議員は勿論、野党の各政党も心してこの重要な課題に早急に取り組んでもらいたい。

 また、各メディアの方でもこの論文について、大々的に取り上げてもらいたかった。

 一刻も早い「行政府のガレキ」撤去をお願いしたいものである。(咲・夫)


 参考資料:MSNニュース、Yahooニュース、産経新聞他


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