咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

テンペスト・・・龍の子

2011-07-26 22:32:00 | レビュー
 BSプレミアムでスタートした「テンペスト」、前回はその撮影秘話などを含めたメイキング・オブ・ドラマを観たのちに当方のプログにこのドラマへの期待のほどを掲載している。

 初回と第2回を観終えたところで、ちょっとその感想なりを書き留めてみた。

 この物語を10回の中で語ろうとするため、ドラマ事態の展開がいささか早すぎて、目まぐるしく変わり人物の相関が理解しがたいとのブログもあった。

 我が家で観ている限りでは、辰年生まれ(龍の子)の主人公・真鶴(孫寧温)の生い立ちや使命感の強さなど、さらに父から伝えられた自分たち一族の歴史・・・などが、初回にすべて凝縮されており今後の物語の展開が分かりやすいと思っている。



 絶大なる権力を誇る祈祷師・聞得大君、第18代琉球国王の姉であるが、占いにより国の行く末、政(まつりごと)などを裏から工作しており、主人公・孫寧温の弱みを握り自分の言いなりになるよう、孫寧温を操ろうとしている・・・・。

 この聞得大君を演じている高岡早紀さん、本当に憎らしいほどの冷酷無比の態度と言動に家内の方は、腹立たしい思いで見入っており・・・これを横目で見ているほどでもこのドラマが成功しつつあるものと思っている。


 ちょうど、このドラマの前に放映されている大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」、悪役となっている秀吉の振る舞いと傲慢さに腹立たしく思い、引き続いて観る「テンペスト」の悪女・聞得大君に対する見方が、秀吉の振る舞いと重なり相乗効果を生み出している・・・・。

 もっとも、今回の大河ドラマは、不作と思いつつも「ゲゲゲの女房」に出ていた向井理さん出演により・・・見入っている。

 時代劇初出演のため、現代劇風な立ち居振る舞いに違和感を抱いているが、この大河全体が滅茶苦茶なので・・・・まあ、いいか。仕方ないと思っている。


 ところで、テンペストの次回は、清国の宦官・徐丁垓を演じるGACKTさん、その不気味さが画面一杯に観てとれそうな・・・何とも猟奇的な演技が見ものである。

 あの長い舌は、どうしたものかと、本当にあれほど長いのか、CG技術の賜物なのかなどと、我が家では今後も疑心暗鬼に観てしまいそう。

 それほど不気味さ漂うシーンが次回観られる。これこそが、徐丁垓の性格を一発で表しているシーンなのかも・・・・。

 もっとも、現在の中国もかように不気味さ漂う国柄であることは間違いないであろう・・・傲慢な中国に天罰のような高速鉄道事故、一般国民は常に被害者である。


 これからの琉球王国が、日本と中国の狭間の中でどのような道を歩むのか、正にその難しい選択こそが主人公・真鶴(孫寧温)の生き様でもあろう。

 今後のドラマ展開に期待している・・・我が家でも。(咲・夫)

[追 記]
 そう、そう、次回作は何でも剣豪・兵法家「塚原卜伝」の若い頃の物語らしい。多くの剣士に影響を与えた「塚原卜伝」が主人公の物語、これが放映されるのは初めてらしい。

 こちらの方もお楽しみの一遍である。


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