咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

体操男子団体戦・・・銀メダル

2012-08-01 22:21:25 | 報道・ニュース
 ミスの多かった予選を5位で通過した体操日本男子(団体)、決勝は強敵・中国と一緒に回っていた。吊り輪で中国を上回る点数を掲げ、プレッシャーを与えるように進むものと思い、我が家でも夜遅くまでTV放送を観戦。

 ところが、跳馬で中国がミスも少なく高得点を叩いた・・・日本も何とかくっついていけるものと見ていた。

 何と3人目の山室光史選手が、難易度の演技に挑戦したが、思わぬことが起こってしまった。着地を失敗してしまうという、あってはならないミス。これにより2種目目で中国に引き離される結果となった。

 さらに悪いことは重なるもので、当の山室選手は、着地失敗で足を負傷してしまうというアクシデント・・・最終種目のあん馬に出場できないとのこと。

 体操は4年に1回、ルールが変わる厳しいスポーツとか。そのため、選手は次の五輪を目指してルールに対応した演技を考えてくるが、とに角ミスを最小限に抑えることが一番大切であるとのこと。そのミスを抑えることこそが、金メダルに近づくものであるらしい・・・なるほど。

 今回の日本男子、そのミスがあちらこちらに出ており、結局ミスを最小限に抑えた中国が逃げ切ったことになる。

 日本が得意の5種目目のゆかでも、かえって中国に2.177差から2.577差に広げられてしまう結果になって・・・万事休す。

 そして、向こうの方では、イギリスがゆかで好結果を引き出して、ウクライナを破って2位に上がって来たらしい・・・大歓声が上がっている。

 日本も最後の種目となるあん馬で、急遽替わった田中和仁選手が無難にこなし、加藤凌平選手、内村航平選手がまとめれば銀メダル確定となるものと思っていた。しかし、山室選手の負傷に伴う代役の田中選手、途中でバランスを崩して落下。13.433という低い点になってしまった。

 2番手の加藤選手は、14.766とミスもなく素晴らしい内容であった。銀メダル確定には3番手の内村選手の双肩にかかっていた。演技の方は、出だしもよくうまくまとめられそうに思えたが、最後の着地を迎えた降りのところで・・・大きくバランスを崩してしまった。それでも着地は、何とか尻餅をつくこともなく堪えていた。

 ところが、その得点は13.466・・・む、む、む。これでは、4位転落である。今回の団体戦を見ながら、予選、決勝と内村航平選手への得点が常に・・・おかしいな。もっと、点が上がると思われるのに審判員たち、内村選手には特に厳しい点を与えているね。と、我が家でいつもブツブツ言いながら観戦していた。

 「森泉貴博コーチはすぐに審判席に走り、抗議した。最後の降り技が、本来なら途中まではできていると見なされるべきなのに、D得点(演技価値点)に反映されていなかったからだ。約15分間に及ぶ審議の末、内村のあん馬の得点は14.166へと修正され、その結果、2位は日本とあらためてアナウンスされた」

 会場内には、この詳しい内容が知らされていないらしく、最初の内村選手の13.466が表示されており・・・この時点で、イギリスの2位が確定するものと思われていた。
 しかし、長い審議時間を経過した後、14.166に修正されたことで、日本の2位が確定し必然的に地元・イギリスは銅メダル。その後、会場内は審議の模様が発表されるもブーイングでかき消されたらしい。

 銀メダル確定後に受けた内村選手のインタビュー、「・・・4位でも2位でも変わらない・・・」とのコメント。この気持ちが分からないでもないが、一度は2位と思ったイギリスチームや採点内容に抗議した日本の監督・コーチ陣に大変失礼な発言である。

 4年前、今度こそ金をとそのことだけを思って練習してきた結果が銀メダルであったとの悔しさ・・・。あの発言は若すぎるが故のものであろう。しかし、自らが置かれている立場というものを考えるべきである。

 今回のロンドンオリンピック、日本男子団体の金メダル奪取には至らなかったが、銀であればやむを得ないところであろう。個人戦での日本の選手たちの活躍に期待・・・公平公正で厳粛な審判を願いたい。(咲・夫)

[追 記]
 ロンドン五輪の体操男子団体総合決勝が30日(現地時間)に行われ、日本は271.952で銀メダルを獲得した。いったんは4位とされたが、最終演技者の内村航平(KONAMI)のあん馬の演技の得点が、審議で覆り2位に浮上。前回の北京五輪に続いて銀メダルを獲得したが、ライバルの中国には及ばなかった。
(出典:Yahoo japan ニュース7/31 抜粋)



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