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27日(日)夜9時から放送されたNHKスペシャル、食い入るように見入った。
STAP細胞は・・・本当に存在するのか。
小保方晴子氏は・・・本当に作製したのか。
今年の1月末、科学雑誌ネイチャーに2本の論文が掲載されて、センセーショナル記者会見が行われ世界の科学者に衝撃を与えた。
一躍、時の人となった小保方晴子氏をはじめとする共同研究者たち。
そして、理研の名声も一気に高まることとなった。
ところが、その後、論文に掲載されている画像をはじめとして、記述内容などにも不自然な点があると指摘する科学者などが表れた。
また、論文に記載された手法に基づいてSTAP細胞の再現実験が行われてきたが、外国でも我が国でも、いずれの研究所でも再現することができなかった。
世紀の大発見と思われたSTAP細胞、数ヶ月もしないうちに論文に捏造箇所があると決めつけられるようになってきた。
STAP細胞の作製を裏付けるデータ、実験過程を指し示すノートの不備などが次々と明るみに出てきた。
理研の調査委員会も検証をはじめたところ、画像などの捏造を認定した。
一方、小保方晴子氏は、その認定に対して徹底抗戦の構えにある。
そのような折り、「今月2日、英科学誌ネイチャーは、新型万能細胞の作製に成功したとして世界的な注目を集めたSTAP細胞の論文を取り下げたと発表」との報道があった。
昨夜のNHKスペシャルでは、これらの不正論文がいかようにして世に出されたのか、なぜ理研はその不正を防止できなかったのか・・・。
この番組では、膨大な資料と数えきれない研究者や関係者にインタビューをしており、これらの一連の問題に鋭くメスを入れていた。
また、この番組では触れられていないが、小保方晴子氏の博士論文に関しても、このSTAP細胞論文と同様な不正箇所、不正画像などが散見しているとか。
早稲田大学では、一連の不正を認めながらも「博士号」取り消しのルール違反には該当しないと幕引きを行った。
同大学のメンツをつぶさないよう、暗部にフタをするような隠ぺい工作とも取れる話である。
理研と同様な隠ぺい体質と思われる。
そのため、大学の取り扱いに教授有志が、疑義を指摘している。
ところで、傍観者である当方らでも、STAP細胞論文に関しての不自然さ、論文不正に対する明確な回答もない点に疑問を抱いていた。
今回の番組は、その点とてもいい内容であった。(咲・夫)
(出典:NHK 公式HP 抜粋)
[追 記]~NHKスペシャルより~
今月2日、英科学誌ネイチャーは、新型万能細胞の作製に成功したとして世界的な注目を集めたSTAP細胞の論文を取り下げたと発表。研究成果は白紙に戻った。日本を代表する研究機関である理化学研究所で起きた史上空前と言われる論文の捏造。改革委員会は、熾烈な研究費獲得競争の中で、理研が“スター科学者”を早急に生み出すために論文をほとんどチェックせずに世に送り出した実態や、問題が発覚した後も幕引きを図ろうとする理研の隠蔽体質を断罪。
STAP細胞の存在そのものが“捏造”された可能性について、更に検証を進めるべきだと提言した。しかし執筆者の小保方晴子研究ユニットリーダーは徹底抗戦。真相は何か、背景に何があるのか、全容の解明には至っていない。
番組では、独自に入手した資料を専門家と共に分析。関係者への徹底取材を通して論文の不正の実態に迫る。更に、多くの疑義が指摘された論文がなぜ世に出されることになったのか、その背景を探っていく。
(出典:NHK 公式HP 抜粋)
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