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昨夜のNHKBSプレミアムで放送の映画「グランド・マスター」(2013)、これまで見る機会を逃していた。
早速、すべての用事を終えてじっくりと見入った。
中国拳法の達人でブルース・リーの師匠としても知られる実在の武術家イップ・マンの実話を映画化したものらしい。
舞台は1930年代の中国。
武術の南北統一を目指した八掛拳の宗師パオセンは、一番弟子のマーサンと南の詠春拳の宗師イップ・マンを選びどちらかを後継者へ指名したいと考えていた。
それを知った宗師パオセンの娘ルオメイは、納得がいかなかった。
そのため、イップ・マンと戦おうと決心する。
一方、マーサンは後継者は当然自分であると思っており、師匠のパオセンが秘伝の技を教えるが、その神髄が分からず師匠が弱気になったと思い殺めてしまう。
父の仇討ちと、イップ・マンとの戦いが交錯する娘ルオメイだった。
華麗なるアクションの数々、度肝を抜くアクション。
画面にくぎ付けにされる。
イップ・マンとの戦いの中で、ルオメイは得意の六十四手の技を繰り出すが、武術家としてのイップ・マンを尊敬する心が芽生える。
時を経て、1940年大晦日ついにルオメイは雪の舞う駅のプラットホームで、父の仇・マーサンと戦う。
華麗なアクションを繰り出すルオメイ役のチャン・ツィイー。
素晴らしかった。
ところで、映画の冒頭の雨中のスローモーションを入れた武術家イップ・マンの華麗な動き、1対15、6人くらいとの戦い。
相手の親玉とも思える武術家との壮絶な戦いで、イップ・マンの強さを視聴者の目に焼き付ける。
もっとも、この映画の主人公なら、そうであろうけど。
これを見た八掛拳の宗師パオセンが、イップ・マンを後継者の1人として指名するようになったのである。
イップ・マンを演じたトニー・レオンも格好いい。
日中戦争もちょっと描かれ、その戦争や第二次世界大戦などで苦悩するイップ・マン一家も描かれていた。
戦後、香港で武術を教えるようになった。
この映画は、日本人にはちょっと分かりづらい部分もあったが、中国武術の好きな人には最高の映画かも知れない。(夫)

(出典:NHK公式HP 抜粋)
[追 記1]~解説~
『ブエノスアイレス』『マイ・ブルーベリー・ナイツ』などの鬼才ウォン・カーウァイが、おそよ6年ぶりの監督作として放つ美しくも切ないアクション・ドラマ。中国拳法の中でも有名な詠春拳の達人にして、ブルース・リーの師匠としても知られる実在の武術家イップ・マンが織り成す激闘の数々を活写する。イップ・マンにふんする『レッドクリフ』シリーズのトニー・レオンを筆頭に、チャン・ツィイー、チェン・チェンといった中国圏の実力派スターが結集。ウォン・カーウァイ監督ならではの映像美がさく裂する格闘描写にも目を見張る。
[追 記2]~あらすじ~
20世紀初めの中国。北の八掛拳の宗師・宝森は、流派統一を任せられる継承者として、弟子の馬三と南の詠春拳の宗師・葉問(トニー・レオン)のどちらから選ぼうとする。六十四手の達人にしての宝森の娘でもある宮若梅(チャン・ツィイー)も候補者として手を挙げる中、馬三が宝森の命を奪うという謀反を企てる。それを機に、宝森の敵(かたき)を討つ復讐(ふくしゅう)と後継者の座を奪い合うすさまじい戦いの火ぶたが切って落とされる。
(出典:Yahoo!映画 抜粋)
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