チキサニの森主催の9月の森のお散歩会に参加してきました。
とてもさわやかな日で心地よい森林ウォーキングとなりました。
場所は「県民の森 梵珠山」です。
県民の森とはいえ、来るのは初めてでした。
自分の住む県にこんな素敵な場所があったとは!
と新たな発見がたくさんあった日でした。
駐車場でガイドのKさん&ほかの参加者(4名)と待ち合わせ。
今回の参加者の中には、木を切る仕事(=木こり)をしてる方もいました!
着いてすぐびっくりしたのが、駐車場に栃の実がたくさん落ちていたこと!
すごい数です。
栃の実って初めて見た。
栗の実みたい。
これを拾ってトチ餅にする人もいるとか。
こんだけ食べ物が豊富ならクマとかいそうだなぁ。
今回はサワグルミの森から3号目まで行き、
そこから水芭蕉の道を通ってもどるコースでした。
そのコースへ行く途中もいろいろな植物がいっぱい。
そしてモリアオガエル発見!
きれいな緑色。
Kさんが間違って「アオモリガエル」です。
と言ってたのが笑えた。
一瞬本当にそんな名前のカエルが青森にはいるんだろうなぁと思って、
固有種か?と思ったけど、でも間違える気持ちもわかる。
似てるし!
こちらはツリフネソウ。
黄色やピンク、白いのもあります。
船のように見えるからこの名前が付いたとか。
フラワーエッセンスでは、イライラした人にぴったりとか。
見た目が優雅ですよね。
この花のおしりの部分に蜜があってとても甘いです。
私も頂きましたが、天然のメープルシロップみたいな味がした。
いよいよ森の中へ入ります。
サワグルミの森というので、当然くるみの木も多いのですが、
ブナやカエデ、ホオノキ、トチノキ、ミズキなどいろいろな樹木を紹介してもらいました。
今回印象に残ったのがハルニレとオヒョウの木ですかね。
(↑左ハルニレ 右オヒョウ)
どちらも同じニレ科です。
ハルニレは北海道などに多く、大地を象徴するかのように樹冠を広げる広葉樹。
別名はエルム。
アイヌの神話では女神さまで、雷神と一緒になり人間のもととなった神様を生んだとのこと。
なんで非常に女性らしいお母さんのような木。
そしてオヒョウはハルニレの妹なのです。
少し葉っぱの形が違うのと、樹皮が丈夫でアイヌの人はこれで織物を作ったとか。
Kさんから聞くアイヌの話は本当に興味深いです。
森の中には人目を引く変わった形の樹木も色々ありました。
種類の違う二つの樹木が絶妙なタイミングで絡まり合いながら生きていたり、
大きな洞穴があいてもなお残った根で頑張っている老木など。
樹木の持つパワーを分けて欲しいですね!
そして、今回一番面白かったのが「きのこの世界」。
赤いキノコやしめじのようなきのこ、黄色いキノコ、舞茸みたいなやつ。
そしてまるでボールのようにまん丸なきのこ。
樹木の観察会なのに、きのこが多いこと。
みんな足もとばっかり見てたかもしれないですね(笑)
一体何種類のきのこをこの日発見したことか。
ちょうど2日前に雨が降ったのが良かったんでしょうかね。
名前は誰も知らなかったけど、すごく楽しかったです。
梵珠山がいかに豊かな自然かがよくわかりました。
きっと紅葉の時期も楽しそうですね。
予定の3時間はとうにオーバーしてしまいましたが、
さわやかな初秋のウォーキングでした。