ホテルから路地裏を歩いて10分ぐらい、、、
鞆の浦のシンボル「常夜燈」までやってきました。
夕方だったため人はあまりなく、ほぼ貸切状態。
近くで見るとかなり大きいです。
これに灯が灯るとどのくらい遠くから見えるのかなぁ。
古くから海上の要所として栄えた鞆の浦。
闇夜に海上で東西を見失しあわないように、海上安全のためにこの場所にあるのです。
灯台とはまた違った(灯台も大好きなんですが)なんかロマンを感じますね。
夜ライトアップしてないかなぁと思ったけど、してなかったぁ。
夏場だとするのかなぁ。
鞆の浦のあちこちで見かける住所看板に「仁丹」の文字が。
おなじみの軍人さんの絵も・・・。
仁丹を発明した森下博士が鞆の浦出身だそうです。
意外なとこでつながりがあるのですね。
しかし夕方5時過ぎると人が全然いない。
観光客も宿に帰るのか、
日帰りで戻ってしまうのか。
夕暮れの街をウロウロ。
こりゃ夜は静かだろうな、、、と思った。
青森の田舎とはまた違った静けさがあるよね。
通り沿いの住宅からいいお出汁の匂いが漂ってきて、
サザエさんとか寅さんとか昔からある日本のドラマを思い出す。
と保命酒の看板が見えるぞ。
通りを曲がって「ミツボシ」(岡本亀太郎本店)の立派な店が見えてきた。
電気がついていてまだ営業してるので、
中に入り試飲させてもらった。
入口の大きな保命酒の看板は明治初期に移築された福山城の長屋門だそうだ。
江戸時代のものが目の前にあるとすごい貫禄です。
ところで保命酒についてですが、江戸時代から伝わる薬酒であります。
高級品だったらしく、ペリーが日本に来た際に幕府がこれでもてなしたらしい。
麹などに13種類もの生薬を漬けこみます。
試飲した感じではけっこう甘かったです。
そして生薬の味がぶわっと来ます。
苦手な人は苦手でしょう。
ただ甘さも店によって様々。
現在4つの会社が保命酒造りにいそしんでいるとのことですよ。
ちなみに私は2つの保命酒を買って帰りました。
大きいと重いのでどちらも手軽に持ちかえれる大きさです。
左はミツボシさんので、右は鞆酒造さんのもの。
鞆酒造さんでは40年物の大きなフラスコに入った保命酒を見ました。
賞味期限がなくて常温で保存しても全然OKとのこと。
毎日夜にちびっと飲んでます。
養命酒ほど強くはなく、味もマイルドでじんわり体が温まるのがいいです。
お酒が苦手な人はヨーグルトにかけてもいいらしいです。
ぶらぶらしてホテルにそのまま戻りました。
途中、街で見かけた「しまなみ信用金庫」の鞆支店。
ちょっとレトロな風貌の建物に、ブルーの扉が爽やかで瀬戸内海らしい。
しまなみっていう響きもよくて、こういう銀行の口座がほしいなぁ。
旅に出ると結構地方の銀行の名前見るのが好きなのです。
都市銀行にはない地方らしさがあっていいですよね。