紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

ファーマーとお盆

2006-08-13 23:16:29 | 季節
 仕事を終えていそいそと帰宅。本当はスーパーに立寄り、晩ご飯のおかずを少し買い足したかったのだが、財布の中味がそれを許さなかったのだ。

 家に帰れば夫・H氏が、妙に可愛らしい顔で草むしりの仕上げをしているところに遭遇する。自分の作業用麦わら帽子が消えたので、(たぶん?)女性用の農作業用麦わらをかぶって作業していたのだ。なんだかこういうのが、どんどん板についてきたなあ。人の事はいえないけれど。

 2年ほどまえの真夏、私が完璧な農作業ルックで草むしりに没頭していたら、おじいちゃんが(その頃はもう足が弱ってよろよろだったのに)わざわざ家から出て来て、私に3メートルの距離まで近づき「誰や!!」と誰何(すいか)した。ビックリして顔をあげた。

 「・・・なんや、紙魚ちゃんか」と、拍子抜けしつつ、ひとりごとのように笑いながらゆるゆると家に戻るおじいちゃん。どうやら本人に自覚はないままに、怪人二十面相も吃驚の変身だったようだ。

 その年はついに「もんぺ」を買い、「てぬぐい帽子」を入手したので、さっそく身につけてアクションを起こしてみたのだ。

 「もんぺ」はスーパー出口外に下がっていたものを購入。はきやすく動きやすく涼しく、まったくもって申し分が無い。(冬場はズボンの上にはくと汚れず温かい)
 「手ぬぐい帽子」は新聞で紹介されていて、「汗も拭えるし、顔面・首共日よけがついているし、かさばらないし、風があってもひも付きだから脱げる心配がない」といいことづくめなので、見つけ次第購入した。同じスーパーの似通った売り場で見つけてレジに走った。

 昨日も夕方の比較的涼しい畑で、完全な農作業ルックで夫婦で除草作業。最近手を入れていなかったので、作業前は、ほぼ荒れ地のように草が伸び放題だったのだ。とても畑には見えなかった。
 しかしコスチュームを替えると人格まで変わりそうにも思える。気分はなぜかアメリカ南部のコットンフィールズ。雨上がりで面白いように草も引き抜けたし。

 話は戻って、帰宅したら一家族増えていた。おじいちゃんの2回目のお盆のおまいりのため、夫の姉一家が帰省されたのだ。夫の二人の姉一家は全く気が置けないので特に心労はないが、人数が増えるという物理的なところでたまさか計算を間違える事はある。

 もともと私がアバウトなのに加えて、とてもラフな一族なのだ。細やかに心遣いをしてあげることは残念ながらできないが、帰宅された後疲れまくって愚痴ることもない。

 今日は、コウモリが迷い込んで家の中に入って来た。初めての事なので、手のひらに乗るような可愛いコウモリをじっくり観察した上、戦々恐々の人々をバックに、コウモリを外に誘導してあげる。家の外にはよく飛行しているけれど、じっとしているところは初めてみたので、ちょっと嬉しかった。