紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

夢は、昼 かなう

2006-08-30 23:43:51 | ファミリー
 28日、今週の月曜日の話である。

 お昼前に郵便受けの中に、宅配ピザの案内が入っていた。今に始まった事ではない。
 しかしいつもと違うのは、この日初めて宅配ピザの注文をした事だ。Kちゃんへの「夏休みのお手伝い大変ご苦労様でした」のせめてものお礼である。

 彼女の夢のひとつは、「出前をとること」「デリバリーでご飯を食べる事」なのだ。

 ピザ注文してあげるから、好きなの選んでいいよ、と伝えると、満面の笑顔でメニューを見ながら「こんなん見てたら、口の中、石油王やー」とふにゃふにゃの口元をみせて、ヨダレがわき出すのを拭くまねをする。「口の中、サウジアラビアや~」

 12時過ぎ頃きやはるみたいよ、とKちゃんに言うと、12時前にはそわそわと玄関チャイムの処に取り付けられ、家の中で玄関の画像が見られる場所に待機していた。いてもたってもいられないみたいで、番人のように画像を見つめていた。が、どうも配達が遅れているようで、10分を過ぎても静かなまま。

 15分過ぎに、お待ちかねのピザ到着! ハコを開ければ熱々のピザがきれいに切り分けられていたのにビックリ。そう、何を隠そう、私もピザの宅配は初めてだったのだ。実家にいた時を含めて、多分「店屋物」をとったのもね。

 なんだか遠い昔(1970年前後)、初めて我家に洗濯機が来たり、新しい冷蔵庫が届いた時の、家の外でまだかまだかと待っていた、あの感じが久々に甦って来た。
 こんな些細なことで「夢が叶う」んだから、幸せと言えば幸せなのかも。

夕暮れの琵琶湖畔で、そぞろ歩くKちゃん。