紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

たぬき御殿エントランス

2007-04-01 23:15:16 | おでかけ
 きのう夫が「信楽のたぬき御殿、いこか~?」と言ってくれ、うきうき。

 もう1ヶ月以上前から「(信楽)陶撃フ森の『たぬき御殿』へ行きたい、行きたい」と私がいっていたからだ。4月になったら電車とバスで一人で行こう、と思っていたけれど、車で連れて行ってもらえるなら、一日つぶさなくてもいいので、非常に助かる。

 ところで、『たぬき御殿』とはなんぞや? 妖しげな宗教ではない。信楽の陶撃フ森・陶穴ルというギャラリーでされている特別展『ようこそたぬき御殿へ おもしろき日本の狸表現』という、まさに信楽ならではの催し物なのだ。

 しかも今日はまさに4月1日のエイプリルフール。化かし化かされ騙すことさえ大目にみられるこんな日に『たぬき御殿』に連れて行ってくれるとは、H氏も洒落のわかる人である。

 
信楽に入れば、信楽焼の狸が勢揃いした焼き物のお店が軒を連ねている。たぬきオン・パレードな町なのだ。町中をぬけ小高い丘の上の陶穴ルを目指して行くと、沿道5メートルおきくらいに、黄色いノボリが列をなしている。時はまさに選挙スタートだが、もちろん狸顔の候補者ではない。また交通安全のノボリでもない。それは、信楽焼の狸の顔写真入り『ようこそたぬき御殿へ』の案内ノボリだったのである。容赦なくテンションは高まる。
 しかも芝生の丘には、さまざまな「変わり狸」がお出迎えしてくれる。阪神タイガース狸、武将狸、ゴルフ狸、カップル狸など、思い思いの格好で、高貴な身分でもない私たちを国旗を持って出迎えてくれる。これは実はこの特別展の伏線でもあることが、後に判明する。
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 陶穴ルに行き着くエントランスで、ドリンク狸やドラム狸にお出会いする。

 息を切らせながら階段が続く丘を登って、ついに、たぬき御殿の玄関口へ。お約束のように、顔出し看板が設置され、腹に一物ありそうなたぬきたちが、狛犬のように入口を守っていた。
 すっかり盛り上がった気分で陶穴ルに入場する。
(明日に続く)