紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

水田開始。

2007-04-24 21:26:07 | 季節
 だいたい私は花の咲き乱れる頃、とりわけ桜の時期がどうも駄目なのだが、一転新緑が勢力拡大を始め、家事の中に除草作業が組み込まれる頃より、がぜん元気になる。昨日は久々に除草にせいを出して、雑草の下からホタルブクロの葉っぱや、スズランの芽を発見した。

 田んぼに水が張られて、いよいよ水田がスタートするのを目の当たりにすると、わくわくして田んぼに映える青空や雲、月や灯火を眺めてはうっとりするのだ。

 昨日は今年初めて田んぼに水が入って行く様子を見たのだが、半分程水に浸された田んぼに、30羽ばかりのカラスが集まっていた。てっきり水を飲みに来たんだ、と思っていた。

 ところが学校から帰って来たKちゃん(中一)に、そのことを言うと、
「おかーさん、何いってるの? そんなにいっぱいカラスが水なんか飲みに来てる訳、ないやろ!」

「???」

「あれはなー、カラスがエサを食べに来てるの。水が田んぼに入るとな、それまで固かった地面が柔らかくなるやろ? それにムシとかミミズとかでてくるやろ? 田んぼが餌場になるんやで」

ストレートに感心して、「なんでそんなことわかるの?」と訊くと
「逆になんでそんなことも解らへんのか、こっちが教えて欲しいわー」
と絶好調な辛口トークが炸裂だった。

 今朝も職場までの道のりの途中、水の入った田んぼの中で、
頭の黄色い若い白鷺たちが、のんびりとエサを漁っていた。
・・・なるほど、たしかに。