紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

山吹色、三たび!

2007-04-13 14:30:27 | お買いもの
 ホワイトデーもとっくに終了し、次は柏餅の季節が近づいている。そんな時期に例のお菓子のサイトを、久々に覗いてみた。季節的なイベントもないので、新商品が出ているのを期待したわけではない。単に「ムシの知らせ」というヤツである。

 例のお菓子とは、あの「山吹色のお菓子」である。かつては「この洒落、わかってもらえるだろうか・・・?」と自信なさげだったのに、確実に売り上げを増加させているらしい。及び腰の会社とはうらはらに、チャレンジャーなお客様のリクエストにお応えするうちに、着実に自信をつけたのか、一歩も二歩も前進していると見た。

 とくに新たに出現した「袖の下、豆知識(知ってどうする?)」というページ。このページはなかなか素晴らしい。 思わず「ふむふむ」と引き込まれて、読みふけってしまった。

 例えば、このお菓子を渡すときの微笑み方は、「にっこり」はNGで「にやり」が正解だとか、言葉はあいまいに、うやむやの内、暗黙の了解のもと手渡す、というような受け渡しの作法まで懇切丁寧にレクチャーされている。

例えば、こんな風に

●袖の下の正しい渡し方とは

袖の下を渡すと言う行為は、下心を伝えるという意味であってオープンで爽やかな渡し方は厳禁です。

加えて、あからさまに交換条件を突きつけてビジネスライクな渡し方もいただけません。
「これを差し上げますから、抜け荷の件については見て見ぬ振りをお願いします」などと具体的な指示は不要です。
「お代官様のお好きなお菓子でございます」とか「少々重たいお菓子にございます」と、遠回しな表現をしつつ、渡し際に目と目で合図し合う事が肝心です。上目遣いと、口元のニヤリがャCントです。


「オープン」「爽やか」「ビジネスライク」はタブーなのである。あくまでアイコンタクトのみで全てを理解し合うオトナの人間関係なのだ。隠花植物のようにひっそりと、かつじめじめねっとりと、プライベートライク!?な裏工作として楽しむ、オトナのお菓子、それが「黄金色のお菓子」のキモなのである。