紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

春の子どもたちと夜桜

2007-04-09 23:52:07 | 季節
 ついに桜が満開になった。私的桜スャbトを通らなければと焦りつつも、時間的なタイトロープウォークのため、置き去りになっている。桜が咲いていても、たいへん肌寒く、コートが欲しいくらいだった。

 ほんの3日前まで、毎日時間を見つけては子どもたちの何やかやの各種書類書きをしていて、明日までのPTA仕事(今年度仕事マニュアル作成)がやっと今日着手に至った。着手したものの、できたのは目先のことのみなので、完成するのはもう少し先になりそう。当分まだ眠い日々が続きそう。

 そうそうお兄ちゃんの選挙での戦果は、過去最高のパーセンテージの「自分推薦」候補の当選で、彼は超ゴキゲンであった。滋賀県は全国的に見ても、不思議な風が吹いていたらしい。彼の「念」が乱気流を呼ぶのであろうか(笑)

  一方、最近「友だちと同じ塾に行きたい!」とおねだりしたKちゃんが、先週、やっと塾デビューを果たした。初日は帰宅後ばったりダウンだったので心配したが、2回目からは、いつものトークが出て来て安心。

 今日迎えに行くと、車の中でしゃべるしゃべる!
「塾の先生って、個性派ぞろいやし、面白いねん!」と先生方の口真似をしながら、今日のトピックについて話してくれる。「英語の先生は突然歌いださはるし(どうもリズムに乗っての構文暗記らしい)、数学の先生は文章題にナイスツッコミ入れはるから、めちゃめちゃ面白いのに、誰も笑わへんねんな。こんなん、絶対面白いやんな~?」面白いやん!と、親子で盛り上がってしまった。

 塾すらも、お笑い視点から眺めて評論するKちゃんの観察と表現に笑いが止まらない。勉強とお笑いの両方が学べるとは、予想もしていなかった。知らず知らずのうちに彼女がつちかった「お笑い視点」は、意外に人生で役に立っているような気がする。

 ちなみに彼女の最近の新ネタは、「『驚き』通り越して『轟(とどろき)』やな」。

 今夜道を車で走っていると、堤防沿いの桜がなんとも妖しい色気を振りまいていた。ライトアップされている訳でもなく、うっすらとした闇に佇む大きな古い桜である。昼間見たときには、単に「きれい」なだけなのに、夜の闇を通してみると、誘い込むような妖気が漂っている。

 昔、雪の綿帽子を冠った枯れ木が、夜の月光の下では、とんでもなくシュールな美しさに満ちていたことを思い出す。桜と雪はとても似ている。