紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

ウルトラQ

2007-05-07 23:50:01 | テレビ
 先日『怪奇大作戦』の話の流れで、H氏がうれしそうに話してくれた『ウルトラQ』の話題である。

 私は『ウルトラQ』については世代の違いからか!?ほとんど記憶にない。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によれば、

『ウルトラQ』(ウルトラキュー) は、ウルトラシリーズ(空想特撮シリーズ)第1作のテレビドラマ。モノクロ作品であった。1966年(昭和41年)1月2日から同年7月3日まで、TBS系で毎週日曜日19:00 - 19:30に放送。

ということである。ゴールデンタイムとはいえ、幼稚園児だったからなあ。

 それでも唯一覚えているのが、墨流し模様がゆっくりぐるりと回って行くと、『ウルトラQ』の文字が現れて来るショッキングなタイトルだ。子供心に非常に気味の悪い動きと模様だった。もしかするとBGMも不気味だったのかもしれない。

 そんなインパクトのあるタイトルをパクって遊んだ奴がいた。もちろんそんな奴はH氏をおいて他に誰がいようか。

 彼の小学校時代、図画工作の時間に絵の具で絵を描く時は、まだ一人一つの筆洗いがなかったそうで、バケツに水を汲んでそれで皆が筆を洗ったそうである。
 最初に筆を洗いにいった小学生のH氏は、ぽたりと絵の具の色を水面に落とし、ぐるぐる渦巻きにして「ウルトラQ~!」と、得意げに言ったらしい。

 もちろんバケツの中で『ウルトラQ』ができるのは、最初の一人だけである。この遊びは、男子小学生の間でまたたくまに広まった。図工の時間がスタートするやいなや、筆に絵の具をつけて、ダッシュで男子がバケツに走りよったそうだ。『ウルトラQ』(墨流し模様もどき)したさのためだけに、である。

 いぶかしく思った先生は「なんや、えらい早いな?」と男子に声をかけたので、「え? あー、ちょっと間違えてしまって・・・」と苦しい言い訳をした子もいたそうだ。

 Kちゃんが幼稚園児か1年生くらいだった頃、絵画教室で「マーベリング」をした。墨流し模様のカラー版である。これはなかなかクラシックでレトロではあったが、いまだに「あ、『ウルトラQ』の模様・・・」とつい思ってしまう世代なのである。