紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

鼎談、読書会

2008-04-16 12:33:21 | 読書
 先週の話だが、月一で行われるOB読書会に行った。今回は「おススメもちより読書会」。自分のお気に入りの本を紹介するという特別プログラムである。

 今回、諸先輩方(小学校読書会のOB会なので、私より10歳以上年上の方がほとんど。なんと私が最年少!)を差し置いて、今年お世話役担当になった私が仕切りなので、「もしか」の事態に備えて、複数本を持参。他は、ほぼなんの準備もなく、出たとこ勝負での大胆参加。

 まさかと思っていたが、「もしか」の事態が勃発した。全員でも10人に満たない会員数だが、5人以上は常時参加されるのだ。ところが、今回はなんと3名! 
例会、というよりは鼎談である!
「いいようにいったら、アットホームやけど、さんにんって!!?」と、リーダーシップ抜群でPTAで活躍されたざっくばらんで明るいOさんも、呆然。

 が、しかし、この「アットホーム」な鼎談、緊張することもなく、先輩を差し置いて若輩のくせに、ぺらぺら長々としゃべらせていただいた。私はどちらかといえばまぁ無口(!)な方だが、本のことになると、オーバーヒートしがちなのだ。「まだ、いいですか?」「まだ持って来た本ありますけど、かまいません?」と、あつかましく続ける。(夫曰く、「むくち?六つ口があるんか?」)

 好奇心に満ちた読書意欲満々の先輩方がまた、食いつきがよくて。
「ほおお~!」「おもしろそう!!」「わーほんま、これおかし~!」「タイトルとイメージ違うねんな。そうなんや、へええ~」「このヒトは若向きやね。今風の人やね、読みやすいけど」「なんか知らん人(著者)ばっかりやなー」。
 面目躍如とは、このことである(笑)

 で、この日のOさんの名言。
「つまり紙魚子さんの本の選び方は、友だち探しなんや。それも、ものすごく気の合った親友。私かて、そうやもんな。本は友だちや、思てる」
残る二人(私ともうひとり)が「わああー! これ名言ですよね!?」と顔を見合わせる。

 先輩方のおススメ本も、それぞれにキャラが出ていて、それは興味深かった。いつもは半分くらいの時間は脱線もしくは世間話になるところが、ぎっしり2時間本の話オンリーで埋まる。
「今日は濃かったなー! 面白かったし。また今年度の内に、これ(おススメ本の読書会)したいなぁ!!」
「しましょ!! 私の当番の時に!! 課題図書選ばなくていいし、ラクですものね!!」(笑)
と、先輩方の気分も上々の内に、終了した。めでたし、めでたし。

以上の図書+伊坂幸太郎『死神の精度』といしいしんじ『プラネタリウムのふたご』を紹介。過去5年間での私的ヒット。