大阪府の(財)大阪府男女共同参画センターことドーン(DAWN)センターの動向が大変なことになっている。
施設内にある女性の本の専門店『ウィメンズブックストアゆう』のHPは、まめに更新されているので、女性情報関係の本の刊行状況が手に取るようにわかり、また本の内容に付いてもきちんと簡単なレビューが付いている、まことに手をかけたHPになっている。
ここの社長、森屋裕子さんのブログ「ゆう刊社長日記」の4月15日の記事を見て、愕然。ついこのあいだまで、相談事業やライブラリ機能は残すという話だったのに、どちらの予算もゼロ査定。昨年度計画されたセンターの事業も、当然行うことができない状況みたいだ。
どうせメディアはいつもの紋切り型な「自分たちのことしか考えてないヒステリックな女性団体」みたいな視点で報道するんじゃないかと危惧してるんだけど、ドーンセンターは、なんとしても残さなければならないスペースである。でなければ大阪どころか日本の損失になりかねない。
たぶん日本の中でもとりわけ活発な活動が繰り広げられている大阪府内の各市の女性施設の頂点にあるだけのことはある場所であり、それだけにスペシャリストで優秀な人材も集っている。開催される研修や講座やシネマや講演なども出色で、ここで研修を受けた後、どれだけ大きな仕事ができたか。またどれだけプロフェッショナルとしての自覚を促されたか。おまけに斎藤美奈子さんをオープンスペースで間近で見ながらの、たっぷり時間をとった講演まで聞く事ができた。私にとっては非常に恩のある場所なのだ。
ドーンセンターのスタッフは、ワンランクどころかスリーランク上くらいレベルが違うので、研修企画も速攻で仕事に役立つノウハウ満載、常時プロとして持つべき心構えがちりばめられ、フランクな語りと気さくなユーモアで場を和ませながらの、またとないくらい楽しい研修である。しかし演習などは、ハードルが高い事もあるのでドキドキ感もある。
そういう思い入れのある場所なので、いてもたってもいられず予定がなかった今日、現地に足を運んだ訳だが、だから何が出来るというわけでもない。ドーンセンターの1階のブックストアで、スタッフの方や森屋さんと少しお話しして、本を2冊買っただけである。現状はまだ霧の中らしいが、どうもあまり期待がもてる状態ではないみたいだった。雨のせいでもあるのか、なんだか打ちしおれたような空気が漂っている。
でも、こういうときこそ、うそでも威勢良くしなくちゃ、とも思う。逆境にこそ元気でいなくちゃ。なんてったって「夜明け=DAWN」なんだから。
なくなっちゃうと次に来るのはたぶん「(村上春樹いうところの)やみくろ=DARKNESS」であろう。
このひとたちが防波堤を乗り越えて来ちゃうことを考えると・・・。せめて地面にころがっているカナリアたちに、なんとか、気付いていただけたら。
施設内にある女性の本の専門店『ウィメンズブックストアゆう』のHPは、まめに更新されているので、女性情報関係の本の刊行状況が手に取るようにわかり、また本の内容に付いてもきちんと簡単なレビューが付いている、まことに手をかけたHPになっている。
ここの社長、森屋裕子さんのブログ「ゆう刊社長日記」の4月15日の記事を見て、愕然。ついこのあいだまで、相談事業やライブラリ機能は残すという話だったのに、どちらの予算もゼロ査定。昨年度計画されたセンターの事業も、当然行うことができない状況みたいだ。
どうせメディアはいつもの紋切り型な「自分たちのことしか考えてないヒステリックな女性団体」みたいな視点で報道するんじゃないかと危惧してるんだけど、ドーンセンターは、なんとしても残さなければならないスペースである。でなければ大阪どころか日本の損失になりかねない。
たぶん日本の中でもとりわけ活発な活動が繰り広げられている大阪府内の各市の女性施設の頂点にあるだけのことはある場所であり、それだけにスペシャリストで優秀な人材も集っている。開催される研修や講座やシネマや講演なども出色で、ここで研修を受けた後、どれだけ大きな仕事ができたか。またどれだけプロフェッショナルとしての自覚を促されたか。おまけに斎藤美奈子さんをオープンスペースで間近で見ながらの、たっぷり時間をとった講演まで聞く事ができた。私にとっては非常に恩のある場所なのだ。
ドーンセンターのスタッフは、ワンランクどころかスリーランク上くらいレベルが違うので、研修企画も速攻で仕事に役立つノウハウ満載、常時プロとして持つべき心構えがちりばめられ、フランクな語りと気さくなユーモアで場を和ませながらの、またとないくらい楽しい研修である。しかし演習などは、ハードルが高い事もあるのでドキドキ感もある。
そういう思い入れのある場所なので、いてもたってもいられず予定がなかった今日、現地に足を運んだ訳だが、だから何が出来るというわけでもない。ドーンセンターの1階のブックストアで、スタッフの方や森屋さんと少しお話しして、本を2冊買っただけである。現状はまだ霧の中らしいが、どうもあまり期待がもてる状態ではないみたいだった。雨のせいでもあるのか、なんだか打ちしおれたような空気が漂っている。
でも、こういうときこそ、うそでも威勢良くしなくちゃ、とも思う。逆境にこそ元気でいなくちゃ。なんてったって「夜明け=DAWN」なんだから。
なくなっちゃうと次に来るのはたぶん「(村上春樹いうところの)やみくろ=DARKNESS」であろう。
このひとたちが防波堤を乗り越えて来ちゃうことを考えると・・・。せめて地面にころがっているカナリアたちに、なんとか、気付いていただけたら。