花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

名農祭カウントダウン!

2017年10月24日 | 学校
どの学校でも文化祭はたくさんの人で賑わうものです!
それはこの小さな名農でも同じ。
全校生徒の7倍以上のお客様が来場するのです。
もちろん新鮮でおいしい野菜や加工品を求める人が多いのですが
最近は水耕栽培装置やフラワーアレンジメントなどの
生徒の作品を見たいという方もどんどん増えています。
このみなさんに対応するのはもちろん名農生。
したがって遊んでいる暇もありません。
3年間、他の展示を一度も見たことがないという人もいるぐらいです。
昔、先輩の先生が「農業高校の文化祭は自分たちが楽しむのではなく
地域のみなさんを喜ばせるためにあるのだ」とよく生徒に話していました。
なんて可哀想な生徒たちだと思ったのですが、
農業高校にはちゃんと生徒たちが楽しむ日が用意されていました。
それが文化祭の翌日に行われる収穫感謝祭。
農業高校らしいイベントだと思いませんか。
さてここは名農のグラウンドですが
名農祭ではここが駐車場になり、また野菜の即売所になります。
2017年の名農祭は10月28日〜29日。
皆様のご来場をお待ちしております。
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二毛作大成功 !

2017年10月24日 | 研究
チームフローラフォトニクスが昨年から取り組んできた新研究。
メガーソーラー農園化プロジェクト。
今年、2年生が引き継いで試験栽培に成功しました。
ポイントは広い離隔距離。
パネルを設置する時は、前のパネルの影がおちないよう
パネル間を少し開けますが、それを離隔距離といいます。
青森や北海道では冬至になると1mのパネルが3mの影を作ります。
しかし実際は1mではなく雪の関係から1.8〜2mもあります。
そこで計算してみると影はなんと5mにも及ぶことがわかりました。
そういう意味から北国のメガソーラー発電所は敷地のなんと
60%もが通路と称する空き地になるのです。
そこに目をつけたチームフローラ。
この空き地を利用した農業を始めたのです。
ポイントは耕さないこと。
耕してしまってはパネルの管理がやりにくくて困ります。
もうひとつのポイントは手間をかけないこと。
畑ではないうえ、面積は想像以上に広大です。
電気と作物を得るという新時代の二毛作作戦。
みなさんはいったい何を植えますか?
さて心配した馬淵川の氾濫。
なんとか直前で免れたようです。
これで安心して名農祭に取り組めます。
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