花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

イチゴの旬?

2017年10月12日 | 環境システム科
環境システム科の立体水耕装置にびっしり植えられている夏秋イチゴ。
秋だというのにこんなに実っています。
植物学的にいうとイチゴの旬は初夏。
露地で家庭菜園を行うと甘いイチゴが初夏に実ります。
したがって昔のイチゴは一季咲きのため、
夏を過ぎると手に入りませんでした。
でもケーキ屋さんには年中イチゴショートがあります。
これは日本で採れない夏秋は海外から輸入していたからです。
この時期に採れないものかと品種改良を加えて誕生したのが
夏や秋に実るこの夏秋イチゴなのです。
特徴は酸味。ものすごく甘いイチゴではなく甘酸っぱいのです。
なぜならケーキに乗せるには味の対比ということで
酸っぱくなければならないのだそうです。
それを知っている私たちは何の問題もないのですが
一般の方に食べてもらうと、甘いイチゴではないため
美味しくないといわれてしまいます。
なんだかかわいそうな夏秋イチゴ。
でもジャムにしたら酸味があって美味しいと思います。
さて現在、イチゴの旬はいつだと思いますか。
植物学的には初夏ですが、
1年間で一番収穫の多い時期を旬と解釈すると冬になります。
クリスマスケーキに使うためで、
いろいろな資料にイチゴの旬は冬だと載っています。
自然ではありえない真冬に暖房をたいて収穫するイチゴ。
これを旬と教えるのには抵抗を感じます。
本来の旬を子どもたちに知ってもらうためにも
家庭菜園をぜひしてもらいたいものです。
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チムチに挑戦

2017年10月12日 | 環境システム科
起業チャレンジ。
この会社はなんとミニハクサイを育てています。
温室育ちなので虫食いひとつなく、きれいな姿です。
彼らはこのハクサイをキムチにしようと考えています。
起業チャレンジが始まって数年経ちますが
キムチに挑戦する会社は今年が初めて。
なぜキムチにしたか聞いてみると
どうやらキムチの素をつかうから
味に間違いがないという理由のようです。
さすがにキムチをトウガラシから作っていては時間がありません。
それに塩漬だと塩分加減が難しいのですが素を使えばまず安心。
コストはかかりますが、安定して販売できる道を選んだようです。
果たしてこの選択が吉と出るかどうかはこれからのお楽しみ。
環境システム科起業チャレンジの漬物は
10月28日、29日に行われる名農祭で数量限定で販売されます。
おそらく会場は第2体育館になると思われます。
ぜひご来場ください。
さて本日、人気番組「青空満点レストラン」の取材陣がやってきます。
もちろん南部太ネギが主役。
学校も紹介されるらしいですよ。
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