春夕焼け

朝と同じ場所から夕方、また撮影してみました。
今度はどうでしょう。柔らかな光の夕焼けとなりました。
さて夕焼けはご存知のとおり夏の季語。
しかし春の夕焼けは「春夕焼け」（はるゆやけ）といい
春の季語として使うことができます。
春の夕焼けの特徴は淡くパステルカラーの柔らかな西日が特徴。
夏の夕焼けとは感じ方がまったく違います。
さらに日が沈むと今度はクライマックスの
しっとりとした「春の宵」が訪れます。
つまり春は朝から夕方まで一日を通して、
空も風も陽射しも冬より水分を含み水彩画のような景色の連続。
このように春の一日はどこをとっても美しいのです。

風光るキャンパス

「朝から汗ばむ夏」、「朝からかじかむ秋」と違い
春の朝は湿度が適度にあるため
落ち着いたしっとりとした風情をみせてくれます。
木々の芽も元気にふいており、
まもなく名農も辺り一面新緑に包まれるでしょう。
昔から「春暁」「春眠」「春光」などと
春をあらわすいろいろな言葉がありますが
「風光る」というのも春の季語です。
春の日中は朝よりも少し光が強いのですが、
夏と違って光は柔らか。
名農のキャンパスも優しい光に包まれています。