雪国生姜？

環境システム科では昨年、ショウガの水耕栽培に成功しました。
一般に水耕栽培といえばレタスなどの葉菜やトマトなどの果菜が主流。
ショウガのような根菜類を育てようという人はあまりいません。
そのため栽培のノウハウもなかったと思いますが
試行錯誤と今までの経験から成功させたのです。
日本のショウガ生産地ベスト３は
高知、熊本、宮崎といずれも南国ばかり。
北国青森県、それも水耕栽培でできたという話題は
もちろん地元紙でも取り上げられました。
ジャガイモなどを冬越しすると甘くなります。
もちろん生姜にもほのかな甘さがあります。
もしこの生姜を冬越して甘さが増えるなどの違いが出たら
雪国生姜として新しいブランドになるかもしれません。
今年もたくさんの種となる生姜を用意した環境システム科。
研究が発展することを期待します。

りんご王国!!

先日、りんごが店頭で販売されていました。
もちろん品種は味、貯蔵性とも高い「ふじ」。
青森県で一番栽培されている品種です。
ここで注目したいのは価格。１個60円です。
関東や関西の販売価格はわかりませんが安いのは確か。
冷蔵庫などで冬越ししていること、
小ぶりであることなどを差し引いても
このお値段はりんご王国青森ならではだと思います。
先日、青森県では農家が育種した品種が登録されたと話題になりました。
その新品種の名前は「明秋」（めいしゅう）。
特徴は葉取りをしなくても赤く色づくこと。
さらに冷蔵庫にいれなくても５〜６月まで貯蔵できること。
果実に光を当て赤く着色させる「葉取り作業」が軽減されたり
常温で長期保存ができる利点は生産者にとって嬉しい限り。
あとは美味しかったら最高です。
店頭に並ぶにはまだ数年かかるかもしれませんが
楽しみにしたいものです。