花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

アナログからデジタルへ

2021年10月21日 | 学校
これはフローラ所有のノギス。それもデジタルノギスです。
かつて授業でアナログのノギスの読み方を教えました。
またよく農業クラブの農業鑑定にも読み方が出題されたものです。
ところが気がつくと今はデジタル化。
いつしか知識がなくても読めるようになってしまいました。
さて農業高校ではたくさんの農業各分野の知識や技術を学びます。
しかし授業ではよく理解していても、
いざ現場でそれを活用できないと意味がありません。
そこで井の中の蛙にならないよう、自分はきちんと習得しているのか、
身につけた力は果たしてどれぐらいのレベルなのかを
みんなで楽しく競い合いながら確かめる必要があります。
それが農業クラブが主催するさまざまな発表会や競技会です。
つまり農業クラブは農業学習と密接に連携して
学習のサポートやモチベーションを高める役目を担っています。
生徒会傘下の運動部でいくら頑張っても体育の成績は上がりませんが
農業クラブで良い成績をあげると課題研究や総合実習の評価が
上がるのはそれが理由です。
先日、生徒会と農業クラブの役員改選が行われましたが
FLORA HUNTERSからは6名中3名が農業クラブ役員に当選。
所属している部活動がコロナの影響でなかなか活動できないという
理由もあるようですが、みんなのために頑張って欲しいと思います。
フローラハンターズの倉庫にはアナログノギスもあります。
デジタルは電池切れだと使えません。
いつか時間があったらまたアナログの読み方を教えたいと思います。
コメント

鳥かカエルか

2021年10月21日 | 学校
この草花を知っていますか。
花弁にえんじ色の斑点がある不思議な山野草。
名前は「ホトトギス」といいます。
里山を歩くと時々お目にかかるユリ科の植物です。
きれいな赤や黄色と違い、かなり渋い色合いなので
花壇に植えられているのはあまり見たことがありません。
しかしこのホトトギス、渋さが風流と評価され
「お茶花」として用いられます。
確かに茶室に生けられていたらちょっと素敵かもしれません。
さて鳥のホトトギスを英語ではLesser Cuckooといいます。
カッコーの仲間なんですね。
しかしこの植物の英名はToad lily。
Toadとはなんとヒキガエルという意味ではありませんか。
なぜかと思い調べてみると、花の斑点がカエルの模様に似ているから。
つまりカエルのような模様のユリという意味になります。
鳥のホトトギスの胸には斑点があるので、
日本人はこの花に鳥の名をつけましたが、
海外ではカエルに見えたのでしょう。
鳥なのか、カエルなのか。
当の本人にとっては、どちらも失礼な名前かもしれません。
コメント