花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

目指せ熊本

2023年02月07日 | 学校
先月、数年ぶりに行われた名農名物ポスターセッション。
体育館で順番に発表していくスタイルに慣れている名農生にとって
好きな発表者のところに行って自由にディスカッションできる方式は新鮮。
最近は学会でもオンライン大会が続いているので、
ポスター好きのFLORAにとっても久々。楽しむことができました。
これを大きく取り上げてくださったのが地元新聞。
大きいどころかほぼ全面を使って紹介してくださいました。
名久井農業高校には生徒が研究成果を発表する機会が年3回あります。
ひとつは3年生が2年間の成果を発表する実績発表会。
今回はこのように1月にポスター形式で行われましたが、
例年は12月に体育館でパワーポイントを使って行われます。
もうひとつは来年行われる農ク県大会に出場するチームを決める校内予選会。
3年生の「実績発表会」に対して「計画発表会」と呼ばれます。
もちろん発表するのは2年生。前年の秋に行う県もあるようですが
青森県は遅く、名農では3月に開催されます。
そして3つ目が4月に開催されるポスターセッション。
1年生の保護者参観の際に行われ、1年生とその保護者に
3年生が研究成果を披露するものです。しかしコロナのため
このところどの大会も対面で開催されていません。
だから今回は久しぶりで楽しいのです。
さてまもなく行われる校内予選会ですが、来年は九州熊本で全国大会。
「行きたい!」とすでに鼻息が荒い2年生もいます。
しかしFLORAはネタはあっても2年生がいません。
今年も農業高校生によって一番大切な校内予選会には出られません。
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ちょっと前なら憶えちゃいるが・・・

2023年02月07日 | 研究
これまた古いSDカードからみつけた不思議な写真です。
顔ぶれからいって2017年と2018年のTEAM FLORA PHOTONICS。
それも全メンバーが揃っています。大概は写真を見ると
これが何の大会の時なのかわかるものですが、こればっかりは思い出せません。
そこで前後に撮られた写真を見てようやく謎が解けました。
これは5年前の2017年11月中旬。この頃のFLORAは毎年、
国立極地研究所主催の北極南極科学コンテストに応募していました。
これは北極と南極で翌年行う研究テーマを極地研究所が広く公募するもので
最高位は北極で行う北極科学賞と南極で行う南極科学賞という2つの大賞です。
2016年に応募したFLORAの2年生は快挙。なんと2つの大賞を同時に受賞したのです。
北極は「北極の植物にはネクターガイドがあるのか?」、
そして南極は「南極のブルーモーメントは長いって本当?」というタイトルでした。
彼らはTEAM AQUA PHOTONICSと呼ばれたほど水研究に取り組んでいましたが
唯一、水と関係ないテーマで最高賞をW受賞したのです。
この大会は面白いことに測定は観測隊員が現地で行いますが、
分析は自分たちで行い、翌年に極地研究所で発表するというのがルール。
したがって3年生になった彼らは、その成果を発表するために上京したのです。
ではなぜ2018年のFLORAもいるのでしょう。
実は2年生の彼らは「北極の植物は就眠運動をするか」
というテーマでこの年の北極科学賞を受賞。FLORAは2連覇を果たしたのです。
そこで2年生の彼らは表彰式に招かれ、先輩と一緒に上京したというわけです。
かなりややこしいのでご理解できないと思いますが、きわめて稀な現象が起きていたようです。
これは前日の夜。ホテルが思うようにとれなくて、やっと予約できたのが東京は新大久保界隈。
こ存じ韓流ブームの真っ只中でした。そこでFLORAも本場のチーズタッカルビに挑戦。
ハングル語が飛び交う店内、あまりの辛さに目が飛び出たのを覚えています。
なお授賞式及び報告会では、2017年の先輩FLORAは専門家からお褒めの言葉をいただき
2018年のFLORAも立派に提案理由を説明しました。
ただ2018年だけは現地実験が事情で中止となり、彼らは受賞だけとなりました。
しかし奮起した彼らは、翌年のストックホルムで大暴れしています。
コロナ前、2年3年と揃っていたFLORAは、このように学年を超えて飛び歩いていました。
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