花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

自己責任

2023年02月12日 | 研究
1月後半から取り組んでいるFLORAのオリジナルアルバム作り。
活動もほぼ終わり、ほとんどの誌面が埋まってきました。
そうなると1度印刷してチェックしなければなりません。
いわゆるゲラ刷り。校正作業です。
すると必ずといっていいほど誤字脱字があります。
いくらディスプレイでチェックしているとはいえ
こればっかりは紙に印刷しなければわかりません。
じっくり眺めることができるから見つかるのでしょう。
紙媒体もまだまだ捨てがたいものがあります。
さて最後のスペースを飾るのは毎日地球未来賞。
大阪で開催されたビッグタイトルの写真です。
これを埋め込んだら完成。いよいよ発注となります。
しかし不思議なことに、完成後に毎回間違いが見つかるのです。
自由な誌面を楽しむ代償。
誰にも文句をいえません。自己責任です。
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再販希望

2023年02月12日 | 研究
甘い水耕トマトの作ろうと養液を冷却して栽培する研究に取り組んだFLORA Jr.。
2016年の1年生の女子3名たちでした。この年のJr.は全部で5名。
残り2名の男子が取り組んだのが、この不思議な装置を用いた研究です。
段ボール箱中に入っているのはなんとナメコ。キノコを栽培していたのです。
それも極めてユニーク。なんと培地内に微弱な電気をながして、
子実体の発生を促すというアイデアです。
昔から地元の方は種類にもよりますが、カミナリが落ちた木や木漏れ日の下で
キノコが多く発生することを知っています。
これは絶対電気が関係していると思った先輩たちは、
真っ暗な場所で人工的に作った木漏れ日を培地に照射すると
微弱が電流が流れていることを発見。しかしアイデアをためすことなく卒業します。
そこで面白いアイデアなのでJr.に託したというわけです。
電気の与え方は音楽。CDプレーヤーに接続したイヤホーンの耳にあたる部分を切除。
培地に差し込んだ金属板に繋いで培地に微弱電流を流しました。
しかし木漏れ日よりも何10倍も強い電流なので可変抵抗器であるエレキギターの
ボリュウムの部品を間に組み込み、最適な強さにコントロール。
すると普通栽培に比べて、びっくりするほど子実体が飛び出してきました。
このあまりにユクークな実験は、学会や科学研究で受賞しました。
もっと深く研究したいのですが、ナメコの栽培は晩秋から冬。
なかなか時間がとれないので不完全なまま眠っています。
4つのダンボールの中間にあるのが、1/fのゆらぎを発生させる装置です。
これにつなぐと白熱電球がゆらゆらと明るさが変化するので
木漏れ日を再現できます。しかし現在はこの装置を扱っているお店は
どこにありません。とても便利なので、ぜひ再販してほしいものです。
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