もぬけの殻

ここはお馴染みの土肥実験室。
ご覧ください。机上にたくさんあったFLORAの財産が
すっかりなくなり、きれいな実験室に変わりました。
もちろん断捨離の効果。かつての賑わいも感じない「もぬけの殻」状態です。
とはいっても大切な実験器具や今まで蓄積した多種多様なお宝は
まだ捨てられません。準備室や温室に移動しているのです。
なぜなら今まで何度も痛い目に遭っているからです。
TEAM FLORA PHOTONICSが解散した2018年度、
Treasure Huntersが解散した2020年度と
環境研究班は過去2回、消滅の危機に遭遇しました。
その都度、この実験室や馴化温室を明け渡さなければならないと
大掃除どころか大規模な断捨離をしました。
特に2018年度は最初の危機だったので、秋から片付けに取り組み
名農祭では持っていた20個近い水槽を叩き売りしたり
他の研究班に差し上げました。
しかし活動続行が3月下旬に突然指示されます。
続けるのなら処分するんじゃなかったと後悔しても後の祭り。
結局、春にまた水槽を大量に買うはめになりました。
今回、一気に断捨離しないのは、大なり小なり
そんなことを今まで２回も繰り返したため臆病になっているからです。
でも今回で3度目。3度目の正直というくらいですから
もう危ないかもしれません。正式に存続か消滅が決まるのは1ヶ月半後。
それまでは断捨離を少しずつしながら、様子をうかがうことになります。

涙のリクエスト

旅先で何を食べようか？
これがいつも遠征する際の最大の問題です。
しかし今回は簡単。大阪といえば粉物のイメージが強いのか
全員たこ焼きかお好み焼きというリクエスト。
これ以外のものを知らないといえばそれまでですが
みんな大好物のようで、もし本場で食べられないと泣き出しそうな雰囲気。
検討の結果、夕食なのでお好み焼きに決定しました。
そこでチョイスしたのが、自分で焼くスタイルのお店。
昭和初期から営業しているという古い老舗で
芸人たちも立ち寄るといいます。
せっかくなので焼いて食べる体験して思い出に残してもらう計画です。
すると上手に作る人もいれば、焼きすぎて焦がす人、
具材を入れるタイミングを逃してメニューとはまったく違う姿の
お好み焼きを作る人もいて大笑い。楽しい時間を過ごしました。
でもどう焼いても美味しいのがお好み焼き。
みんな大満足で、最初の食事のハードルはクリアです。
しかし今回は2泊3日の旅。もう１回夕食があります。
大阪に来ることができたのは、すべて彼らの努力の賜物。
そこで最後も彼らのリクエストに応えたいと思います。