花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

花の卒業式

2023年02月21日 | 学校
ここは環境システム科所属の草花温室。外は氷点下ですが、
中は暖房が入っているため暖か。満開の花畑が広がっています。
草花の名前はサイネリア(cineraria)。キク科の植物です。
かつてはシネラリアと呼んでいましたが、縁起が悪いとのことで
日本ではサイネリアと呼ぶことが多いようです。
代表的な冬の鉢花ですが、原産地はカナリア諸島。
カナリア諸島はアフリカの北西の火山島で、アフリカのハワイと呼ばれています。
最高気温は30度、最低気温は15度と温暖なところで生まれたのに
なぜ冬の鉢花になったのでしょう。
おそらく気温が5度ぐらいまでは耐えられるから。
関東関西なら、室内で管理することで越冬も可能なのです。
しかし今の時期の青森県は氷点下。さすがに厳しい環境です。
この花の出番は、もちろん卒業式。
ステージにこれでもかと花を飾る名農名物「花の卒業式」を演出するのに
欠かせない草花なのです。そのステージの美しさは圧巻で
かつて地元番組が取材のために卒業式にやってきたぐらいです。
また中学校の技術家庭科の副読本にも取り上られています。
コロナ禍、卒業式に在校生が入れなくなり
この素敵な花の卒業式を見ることができるのは、
残念ながら卒業生とその保護者だけ。花の香りいっぱいの非日常の空間を
独り占めできるとはなんて贅沢なんだろうといつも思います。
まもなく卒業式。温室はスタンバイOKです。
コメント

あるあるいいたい

2023年02月21日 | 学校
やっとのことで会場に到着した環境研究班の6名。
毎日新聞大阪本社の素敵な会場オーバルホールに案内されました。
すると早く着いたのか、もう近隣の高校や団体が発表リハーサルをしています。
指定席に座ったのですが、また妙なものを発見しました。
それがこの表示。「名久井高校」です。
フローラは結成時から15年近く遠征を繰り返しています。
そこでよくお目にかかるのが、この学校名。
名農あるあるの誤表示で、なぜか農業の文字が消えてしまうのです。
この大会は食料と水と環境をテーマに取り組んでいる団体を
表彰するもので、当然ながら他の農業高校もたくさん招かれています。
しかし他の高校にはちゃんと農業という文字があります。
なぜ名農だけ?なんでだろう?なんでだろう?です。
でもこれは、まだまだ知名度が低いという証拠。
名久井といったら農業と皆さんが口にするよう
もっともっと活躍しなければなりません。
さていよいよリハーサル。名久井高校の番となりました。
この発表会はYoutube配信されるので、なんと呼ばれるかドキドキしましたが
アナウンスはちゃんと名久井農業高校。ほっとしました。
コメント