花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

努力の足跡

2024年03月11日 | 研究
ここにあるのはFLORA HUNTERSの記録ファイル。
生育調査や水質分析の結果などが記載されている野帳で、
一人一研究なので、メンバーがそれぞれ1冊持っています。
ファイルの上隅に研究テーマが書かれています。
昨年大暴れの節水栽培の他、グレイウォーターや
バーミキュライトなど、いつもお馴染みの研究ばかりです。
面白いのがJr.と書かれてあるファイル。
3人のJr.が葉菜類の節水研究をした際に使ったものです。
先月、FLORAが今年最後の発表会で全国3位となった発表は
このJr.と2年生の記録を合体したものでした。
このように今年のJr.はFLORAにとって大切な相棒。
節水研究は来年度も継続されるので
ぜひお互い活動を深めてもらいたいものです。
ところで数えてみると1冊足りません。探してみると後で見つかりました。
その研究は「ナガイモ 栽培」。ほとんどが実験室中心の活動でしたが
彼だけは温室で晩秋まで栽培に取り組んだので
別のところに保管されていたようです。
来年度のファイルを用意する春はもうすぐです。
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2足のわらじ

2024年03月11日 | 学校
これは2012年のTEAM FLORA PHOTONICS。
大人数ですが2年生と3年生の合同チームです。
女子ばっかりですが、右端に男子がいます。
しかし彼は生物生産科の3年生。
前年、実家が東日本大震災で被災しました。
震災のあった2011年とと翌年のこの年、FLORAは震災で津波被害を受けた
種差海岸のサクラソウ保護とマイクロバブルによる塩害土壌の除塩活動に
取り組んでいましたが、八戸の沿岸の地理は詳しくありません。
そこで彼を誘い、共に活動していたのです。
嬉しいことに、これらの活動が日本ストックホルム青少年水大賞を受賞。
彼を含めたこの中の3名が夏にスウェーデンへ渡っています。
しかし残されたメンバーも黙っていません。
農業クラブの県大会に国際大会と同じテーマで参戦。
県大会で最優秀を受賞し、東北大会に出場しています。
同時期に2つの大会とは大変だと思われるかもしれませんが
まとめ方がそれぞれの大会で違うだけで活動は一緒。
2足のわらじを履いてもそんな負担にならなかったのを覚えています。
今日は3月11日。震災から13年が経ちました。
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背中が語る

2024年03月11日 | 研究
まもなく新年度が始まります。
おそらく運動部に所属している名農生たちは
1年生がやってくるのを心待ちにしているのではないでしょうか。
さてこれは2017年のTEAM FLORA PHOTONICS。
初代メンバーにならって3代目環境班もツナギをチョイスしました。
背中には17の数字。おそらく2017年だからだったと思います。
ところでFLORAは2010年から、ほぼ毎年のように
研究に取り組みたい1年生のJr.を募集してきました。
Jr.の活躍は以前ご紹介したとおり。
どのメンバーも2年生になると環境班に入り
名農の環境研究をリードしてしています。
驚くことに今まで4回も日本代表として水の国際大会に出場していますが
そのうち3回はJr.出身者なのです。
おそらく1年間、独特なFLORAの流儀に触れたからかもしれません。
そんなJr.を募集する際、チラシにいつも使うのがこの写真。
今年はJr.を募集して15年目という節目。
ついてこい!先輩の背中が語っています。
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