花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

Stealth Lab.

2024年03月19日 | 環境システム科
名久井農業高校3年生の課題研究の成果をまとめた冊子が「研究集録」。
今年も卒業式に間に合うように発刊されました。
目次を見ると生物生産科は果樹班、野菜班、食品製造班、生物工学班の4班。
環境システム科も草花班、機械工作班、農業機械班、養液栽培班の4班。
2学科で8つの研究班があることがわかります。
FLORAは環境研究班。不思議なことに今年の研究集録には登場しません。
なぜならこの7年間、環境研究班は隔年募集。
したがって2年に1回しか3年生は誕生しないのです。
これだけ見ると名農に環境研究班なんて存在しないと勘違いされそうです。
ところが手前にある冊子にはFLORA HUNTERSの研究が掲載されています。
これはあるコンクールで入賞した研究を集めた作品集。
つまり研究集録で、主催は東京にある大学です。
このように今年は校内の冊子こそ登場しませんが、
外部の冊子に掲載されているのです。
まるで隠れ研究班。ステルスラボです。
来年はとうとう3年生になるメンバー。
一人一研究なので、たくさんの頁をFLORAが埋めることになりそうです。
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2018年 LAST SHOW

2024年03月19日 | 環境システム科
こちらは環境班4代目。というか最後のTEAM FLORA PHOTONICSです。
2009年から結成10年。名農を活気づける取り組みが一段落したとして
2018度をもって解散すると宣言。そのため2年生の募集を停止し
たった5名で寂しい活動をしてきました。
何事もこれで最後となると有終の美を飾ろうと頑張るもの。
彼らも解散年にストックホルム青少年水大賞の日本代表となり
スウェーデンの国際大会で準グランプリを受賞するという快挙を成し遂げました。
2年次は一人一研究で、それぞれがテーマをもって活動していましたが
3年次は国際大会のため全員で膨大な水槽を水質分析。頑張りました。
これは凱旋パレード。なんと帰国後すぐに行われた地元名川秋祭りのパレードに
参加して欲しいと依頼され、TEAM JAPANのシャツを着て行進している様子です。
このデザインは2011年、マイクロバブルによる被災地での除塩研究が認められ
初めてスウェーデンに渡った時と同じものでした。
また彼らはこの秋、世界湖沼会議にも参加し、つくばの大きな会場で
世界でも披露した水質浄化研究を披露しました。
さらに年明けには後輩に当たるBubble Boysを引き連れ、全国の環境系発表会にも出場。
FLORAの流儀を伝えることもできました。
このようにTEAM FLORA PHOTONICSのLAST SHOWは
国際大会が終わってもカーテンコールがなり止みませんでした。
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FLORAは順番待ち

2024年03月19日 | 研究
こちらは昨年10月に開催された青森県高校総合文化祭で披露した発表。
昨日紹介した地球のテンプレートとよく似ています。
実は昨日と同じもの。加工して明るい色合いに変えているのです。
現在、フリーで使えるこのようなテンプレートが提供されているので
パワーポイント作りも便利になっています。
さて2023年を振り返ってみると、なんとこの地球のタイトルバックの登場は3回。
好んで使っていたことがわかります。つまりFLORAのマイブームでした。
ではこのテンプレートはなぜ明るい水色に加工されたのでしょうか。
それは内容。FLORAは節水だけではなく、土壌流出や生活雑排水の再利用、
塩害抑制や水質浄化などさまざまな環境技術を考案してきました。
この時の発表は、水がなくなると脅かすものではなく
今までの活動の中から「三和土」という日本伝統工法によって
作られた3種類の技術を楽しく紹介したもの。
だから明るく楽しいブルーにしたのです。
このように同じテンプレートでも内容はまったく別物。
だから外部の方々は、大会ごとにまったく違う発表をするFLORAに驚くのです。
もちろんこれを可能にしているのはFLORAの流儀である一人一研究。
次は俺の番だ!順番待ちのメンバーが行列を作ってステージの袖に並んでいます。
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