こちらも2代目です。FLORAは毎年、新聞やテレビ取材を受けていますが
この2代目ほどマスコミの注目を浴びたメンバーはいません。
それが2015年、初代と一緒に提案した「雪国向きLED信号機」。
LED信号機は節電になりますが、発熱しないため積もった雪が溶けず
雪国では見えにくく、問題になっていました。
解決方法はお巡りさんたちによる長いブラシでの雪下ろし。
これでは労力がかかりすぎます。そこで2代目はヨーグルトの蓋裏に
施されている凸凹のシートで着雪を抑制するアイデアを提案。
ハスの葉のロータス効果を応用しようというものでした。
その結果、共感された京都大学と協働研究が始まりました。
これは京大の大学院生の方が指導してくださっているところ。
3Dプリンタを使っていろいろな形状の突起を作り試しましたが、
北国の雪は湿っていたり、乾燥していたりいろいろ。
なかなか効果が上がらないうちに2代目は卒業してしまいます。
引き継いだ環境システム科特設研究チーム「チームRED SIGNALS」が
その後、数年間継続。最後は弱電で温める技術に発展し研究を終えています。
全国のテレビ取材を受け、青森県警でも発表するなど注目度は抜群。
それだけに消化不良で終わった感が強く、今でも悔いが残ります。
今日は校内プロジェクト発表会。どんな研究結果が披露されるか楽しみです。