花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

2代目の代名詞

2024年03月14日 | 環境システム科
こちらも2代目です。FLORAは毎年、新聞やテレビ取材を受けていますが
この2代目ほどマスコミの注目を浴びたメンバーはいません。
それが2015年、初代と一緒に提案した「雪国向きLED信号機」。
LED信号機は節電になりますが、発熱しないため積もった雪が溶けず
雪国では見えにくく、問題になっていました。
解決方法はお巡りさんたちによる長いブラシでの雪下ろし。
これでは労力がかかりすぎます。そこで2代目はヨーグルトの蓋裏に
施されている凸凹のシートで着雪を抑制するアイデアを提案。
ハスの葉のロータス効果を応用しようというものでした。
その結果、共感された京都大学と協働研究が始まりました。
これは京大の大学院生の方が指導してくださっているところ。
3Dプリンタを使っていろいろな形状の突起を作り試しましたが、
北国の雪は湿っていたり、乾燥していたりいろいろ。
なかなか効果が上がらないうちに2代目は卒業してしまいます。
引き継いだ環境システム科特設研究チーム「チームRED SIGNALS」が
その後、数年間継続。最後は弱電で温める技術に発展し研究を終えています。
全国のテレビ取材を受け、青森県警でも発表するなど注目度は抜群。
それだけに消化不良で終わった感が強く、今でも悔いが残ります。
今日は校内プロジェクト発表会。どんな研究結果が披露されるか楽しみです。
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最も頼りになるプロ集団

2024年03月14日 | 生物生産科
4月になれば、総力を上げて実験を開始するFLORA。
計画的に準備を進めていますが、肝心の苗の調達が一番心配です。
施設園芸実験室の植物培養装置や培養室を使って
自分たちの手で育てていますが、経験不足なので不安です。
そこで先月下旬、生物生産科の野菜部門を訪ねました。
野菜部門はご存知、あの人気イベント「野菜苗販売」を担当するプロ集団。
名農で最も頼りになる存在です。栽培担当の2人はそんな野菜部門を訪ね、
一緒に苗を育てて欲しいとお願いしたのです。
もちろん播種は、指導を受けながらFLORAが行います。
相談の結果、播種は本日3月14日に決定。
今日は校内プロジェクト発表会ですが、
午前中で終わるため、午後行おうという計画です。
頼もしいプロ集団の力を借りることができそうなFLORA。
いよいよ本番スタートです。
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絶対に失敗できない戦いがここにある

2024年03月14日 | 環境システム科
3月も中旬だというのにあたりはご覧のようにまだ雪一面。
道路こそありませんが、畑の雪はまだまだ消えそうにありません。
こんな3月はそうあるものではありません。
FLORAは4月に入ったらすぐ節水栽培を本格的に開始します。
そのための苗を作るため、FLORAはまさに本日播種します。
インゲンもスイスチャードも生育適温は25℃前後、
冷涼な気候を好むレタスでも20℃弱の温度は必要。
いくら暖かくなってきたとはいうものの
この寒さは育苗にとって大きなハードルです。
事実、実験室で播種した苗は1ヶ月経っても
なかなか大きくなりません。
頼みはプロフェッショナルの名農野菜部門。
事情を理解してくださ李、強力なバックアップを
していただけることになりました。必要な苗は20株以上。
本番に向け、絶対に失敗できない戦いが始まります。
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