本格的な節水栽培の前に取り組んでいるのが湿気中根の観察。
果たして何日ぐらいで出てくるものか、
さらに一般的に植え付ける大きさになる幼苗でも
出てくるものかなどいろいろ探っています。
これはインゲン。まだ本葉が2枚しか出ていない小さな苗の根です
左は土や水中から養分を吸収する一般的な根。
おなじみの太い根が何本もあります。
右はFLORAがミスト環境で育てたインゲン。
大きな根から真横に伸びる小さな根が何本も出ています。
一瞬見たイメージは魚の骨格標本。
湿気中根が背骨から伸びる短かなあばら骨のように見えるのです。
こんなにも根の姿が変化するとはみんな驚きです。
24時間養水分を飲み放題の水耕栽培と違って
節水栽培は数時間置きにしか養水分が与えられません。
あるのは高い湿気だけ。そこで表面積を増やして
いくらでも吸収しようと湿気中根を出すのです。
普段は一般人なのに、いざという時にはものすごい能力を発揮する。
まるでクラークケント。スーパーマンです。