花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

一難去ってまた一難

2024年03月17日 | 研究
本格的なミスト栽培を前に試験を始めたFLORAに
なんと災いが襲いかかりました。
ご覧ください。植えた翌日にもう苗が萎れています。
これには担当の2人も頭を抱えました。
理由は途中でミストが止まったから。原因はミスト装置。
吹き出し部分は問題ないのですが、コンセント部分が故障したのです。
でも大丈夫。こんなこともあろうかと予備を準備しています。
チェックするとこちらは問題なく噴霧します。残念ながら萎れた苗は
もう再起しないので、新しい苗に変えて栽培再開です。
するとどうしたものが再スタートして1時間もしないで、
また苗が萎れてきました。やはりミストが噴霧されていません。
疑ったのがタイマー。メンバーもタイマーから
カチャカチャと不思議な音がするというのです。
15分眺めて気がついたのは、タイマーの時計部分が動いていないのです。
というか動こうとしても何かに引っかかっているようです。
そこで別のタイマーに交換。今度はやっと動きました。
これが本番だったら大問題。新たな苗を作るのに2週間以上もかかるからです。
実験するまでの準備がひと苦労。
生き物を使った研究はこれだから大変です。
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コールドスリープ

2024年03月17日 | 学校
クリスマスローズです。
1月から紹介してきましたが、これが現在の状態。
確か1月では暖冬なので、卒業式前に咲くかもしれないと
期待をもたせる内容でしたが、
なんと2ヶ月たった今でもほぼ変わっていません。
理由は春のドカ雪。今年は2月に入っての雪が
久しぶりに多く、みんな雪の下に埋もれてしまったからです。
まるでコールドスリープ。
宇宙飛行士が低温状態で長期間眠っているのと同じです。
さてクリスマスローズの中で春先に咲くのが
オリエンタリスという種類。
2017年のFLORAが職員室の前に無断で作った
クリスマスローズガーデンに4月になると咲くタイプですが
このままいったらそれらと同じ時期の開花になるかもしれません。
早く咲くと思っていたのでちょっと残念。
それにしても立派な蕾がいっぱいついています。
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3代目の心残り

2024年03月17日 | 環境システム科
FLORA史上、最高に美しい場所での活動です。ここは南部町の法光寺。
今から約700余年前(鎌倉時代)北条時頼が、奥州行脚の旅の際、
夢想軒の庵主に一晩の宿と心からのもてなしを受けたお礼として
開基されたと伝わる名久井岳のふもとにある名刹です。
彼らの後の三重塔「承陽塔」は国の有形文化財。
そんな歴史のある寺院の池に入っているのは2017年、3代目FLORAです。
彼らはここにハスの花を咲かせようとしているのです。
なぜなら法光寺の山号は「白華山」。北条氏が訪れた際に咲いていたからです。
しかし今は環境の変化なのか、その姿は消えてしまいました。
住職さんと相談して大本山である永平寺からハスの種をいただき取り組みますが、
夏でも痛くなるようなあまりの水の冷たさに悪戦苦闘。
700年ぶりにハスの花を咲かせたいと2年間も取り組みましたが
FLORAは2018年に解散を決めていたこともあり
結局時間切れで咲かせることはできませんでした。
そこで本家草花班に夢を託しますが、こちらも思うように行かなかったようです。
住職さんもマスコミも期待していただけに、今も悔いが残ります。
FLORA最大の失敗。機会があればリベンジしたいものです。
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