花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

もったいない

2024年03月28日 | 研究
環境系の大会にさまざま参加させていただいているFLORA。
そこでよくお目にかかるのが規格外や産業廃棄物の再利用研究です。
特に農業高校では食物残渣などを上手に加工しては販売し、
地域活性につなげている学校がたくさんあります。
いずれもFLORAには真似できない地域密着型活動で頭が下がります。
さてこれはなんでしょう。水槽の濾過装置です。
実はかつてFLORAはTEAM AQUA PHOTONICSという愛称ができるぐらい
水槽を40個も購入しては水質浄化などの研究をしていました。
その際、最も重視したのが価格。数が数だけに安いものを買わないと
お金が足りなくなるからです。するとどうでしょう。水槽1個よりも
エアポンプや簡単な濾過装置がついたセットの方がとても安い時がありました。
もちろん購入しましたが、FLORAが使うのは水槽。
したがってこのような使わない簡易濾過装置が倉庫の中に山ほど眠っています。
もったいない話です。今年は7年ぶりに2年生を募集するFLORA。
またJr.も募集する予定です。そこで、こんな倉庫に眠っている装置を
有効活用するFLORA内の小さなSDGs研究に取り組めればと考えています。
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所変われば品変わる

2024年03月28日 | 
先日に引き続き煎餅の話題。こちらは同じ煎餅でもお米が原料。
「わんど(私たち)のせんべい」というユニークな商品名がついています。
この煎餅は青森県の津軽地方にある五所川原農林高校と新潟県のメーカーのコラボ商品。
新潟は誰もが認めるお米の産地で、有名な煎餅メーカーがたくさんあるので
米煎餅を作るのは分かります。ではなぜ青森県の南部地方が小麦の煎餅なのに対し
同じ青森県でありながらこの津軽の高校ではお米の煎餅を作ったのでしょうか。
理由はやはり「ヤマセ」。低温多湿のヤマセは偏東風というように
太平洋側から霧となって流れ込みます。しかし青森県の中央には
八甲田連峰があり堰き止めるので、日本海側の津軽地方には届かないのです。 
そのため津軽地方の夏は晴れの連続。日中の気温が高く
夜間は放射冷却で冷えるため、作物は光合成で作った澱粉を
どんどん増やすことができます。その結果、同じ青森県といえども
津軽はリンゴやお米の大産地になっているのです。
日頃からお米を食べていた津軽と神事でしか食べられなかった南部。
まさに「所変われば品変わる」です。
このお煎餅は津軽らしくリンゴ味。期間限定ですが
東京でも手に入るようなので、見つけたらぜひ食べてみてください。
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2023年は2代目FLORA HUNTERS

2024年03月28日 | 環境システム科
環境研究班は2022年に大活躍したFLORA HUNTERSが卒業後、
また新たな2年生を募集します。
集まったメンバーは7名と環境研究班としては最も多い人数。
それでもFLORAの流儀である一人一研究は貫きます。
面白いことに愛称はそのままFLORA HUNTERS。2代目です。
ただ先輩と区別するためと、偶然ですが水を扱う研究が多かったことから
AQUAという名前も加えています。
そこで長年の課題を解決する取り組みに着手します。
それはJr.と本隊であるFLORA HUNTERSの研究を同じにすること。
これにより研究をスムーズに後輩へ移行できると考えたからです。
これは2代目FLORA HUNTERSとJr.の3名。
ともに活動した結果、ご覧のように結成1年目ながら環境系の大会で大活躍。
Jr.も4つの賞に輝き、出身町の表彰も受けています。大成功でした。
そして来る2024年度、FLORAは7年ぶりに2年生と活動します。
「寂しくさせて御免なさい」
かつての体制に戻り、また兄貴姉貴と一緒になって
ワイワイ活動できるFLORA復活の4月がまもなくやってきます。
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