花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

種差海岸へ初登場

2012年05月29日 | 学校
今年、チームの仲間入りした2年生も
種差海岸にやってきました。
初めて見るサクラソウの自生地。
想像以上に小さな群落に驚いていました。
2年生が行ったのは土壌のpHと
塩分の量が推測できるEC(電気伝導度)の測定。
昨年はECが4.4と驚くほど高濃度の塩分が存在しましたが
1年後の測定結果はpH7.0、EC0.2。
普通の土壌に戻っています!
これでもう安心です。
今後は6月中旬に採種のため再度出かける予定です。
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自作の透水実験装置

2012年05月28日 | 学校
先日、今年あらためて行ったマイクロバブルによる除塩実験が終わりました。
実験の最後はペットボトルの中に詰めた土を分析するために穴があけられました。
最終的に30本以上も用意したペットボトルも残念ながらもう使うことはできません。
方法や環境が違うので昨年と実験数値こそ違いますが
同様の傾向が見られ、マイクロバブルの不思議な力を再確認できました。
ところでチームは昨年、環境甲子園というコンクールの表彰式に行ってきました。
農業高校が多く出場した大会で、名農は最優秀こそ逃しましたが
2年生と3年生がそれぞれ応募した活動の2つとも入賞しています!
偶然、youtubeでこの表彰式の様子を見られることがわかったのでご紹介します。
昨年の11月に東北大学で行われたもので昨年の2年生、3年生がうつっています。
<表彰式の映像>
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おっかけ取材

2012年05月28日 | 学校
第2農場の園芸実験室です。
集まっているのはチームの3年生、この日はTV局の取材に応じています。
チームはこの夏、スェーデンで行われる水研究の国際大会に出場します。
そこで地元のTV局がチームの追っかけ取材を始めました。
サクラソウの人工授粉に同行したりマイクロバブルの実験の様子などを
時々来校しては撮りためています!
来月は東京の未来科学館で開催される表彰式も取材するそうです。
まだまだインタビュー慣れしていないので
うまく自分の思いを表現できずに苦しんでいますが
全国各地のポスター発表会に殴り込みをかけているメンバー。
男も女も度胸。ここはまだ日本なので開き直って頑張ってほしいものです。
来月、一度放送されるそうなのでその際はご案内します。
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希望が花ひらく

2012年05月27日 | 学校
青森県、八戸市、自然を守る会、卒業したチームの先輩方、
そして支援してくださる全国のみなさんに朗報です。
チーム・フローラフォトニクスは昨年、
津波に飲み込まれたサクラソウ保護のため緊急で採種しました。
万が一の絶滅に備えて遺伝子を保護するためです。
しかしいったん乾燥してしまうと発芽しないなど
サクラソウの増殖は簡単ではありません。
全国から考えてもいなかったたくさんの応援メッセージもあり
絶対枯らしたらいけないというプレッシャーの中で
なんとか冬を乗り越え育苗してきました。
その種差海岸のサクラソウがとうとう蕾をつけました。
今日あたり開花しているかもしれません。
サクラソウの花言葉のひとつに「希望」があります。
まもなく震災を乗り越えた希望の花が開花します!
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果樹園でかくれんぼ?

2012年05月27日 | 学校
ここは第1農場の果樹園、リンゴ畑の中にいます。
名農には現在、生物生産科と園芸科学科の2つの学科があります。
生物生産科には野菜生産と食品加工のコースがあります。
園芸科学科には果樹生産と生活デザインのコースがあります。
生活デザインコースは花やその利用法を学び園芸福祉士を目指します。
したがって福祉や食関連の家庭科の科目も少し多く設定されています。
果樹生産を学ぶコースでは農業機械やバイオテクノロジー、
食品製造なども学びますが、やはりメインになる勉強は
リンゴやサクランボ、ブドウなど果物の育て方です。
この日も実習に来ていますが、どこにいるのか発見できません。
音を頼りに居場所を探すまるで「かくれんぼ」のようです!

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