花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

環境システム科

2013年01月24日 | 学校
この春、名農には新しい学科が誕生します。
ご存知、農業と工業を融合した学科「環境システム科」です。
農業と工業の学科を持つ学校は全国にもありますが
残念ながらその多くは両科まったく異なる学習をしています。
ところが環境システム科では学んだ工業技術を活用して栽培したり、
生産するために工業技術の利用法を学ぶというように
連携させて学ぶスタイルが特徴です。
なぜなら現代の技術はさまざまな分野の組み合わせで成り立っています。
したがって農業のことも工業のことも理解していないと
この分野での技術革新を生み出せないのはもちろん、
話題の植物工場の管理や経営すらできません。
これは植物栽培に必要な水分供給を制御をする装置!
新学科ではこのような装置を当たり前に操作することになります。
新入生を迎える準備が静かに進んでいます。
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風邪の猛威

2013年01月23日 | 学校
今週の木曜日、チームは八戸市農業経営振興センターで行われる
農業講座で他の班とともに研究成果を発表することになっています。
そこで先日、久しぶりの発表なので少し練習してみました。
いつもは5名のメンバーですが、体調を崩して3名しかいません。
今の風邪は胃の調子を狂わせるようで腹痛を伴う人がよくいます。
ところが昨日、またひとり発熱のため欠席してしまいました。
とうとうメンバーは2名だけになりました。
万が一のため発表者をふたり準備していましたが、
ふたりとも発熱で倒れました!
今日の様子次第では発表者1名、PC担当1名の
ふたりだけで臨むしかありません。
回復を願います。
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イノベーションの種

2013年01月23日 | 学校
この温室は園芸科学科のTEAM FLORA PHOTONICSと
生物生産科のイチゴ班が実験に使っている光実験温室です。
よく見ると左側の煙突から煙が出ているのがわかります。
この温室は中が3つの部屋に区切られています。
そのうち右側の1つをチーム、真ん中と左側の2つをイチゴ班が使っています。
左の煙突から煙が出ているのはイチゴ班が自分たちの部屋を暖房で加温しているから。
イチゴは栽培の仕方によっては暖房を使うと冬でも春でも収穫することが可能です。
また新技術を経営に導入するには実際に栽培してみなければなりません。
この光景からいよいよイチゴ班の研究が実用化を迎えていることがうかがえます。
技術を農家に還元する、これぞ農業高校のプロジェクトという取り組みです。
ところがチームの部屋は無加温です。
新技術の種を見つけ出しては技術や商品提案をするという
研究スタイルのチームでは大掛かりな栽培は必要ありません。
だからチームの冬場の栽培は独自に加温するのではなく
すでに加温されている草花温室の隅を使わせてもらっています。
2チームの研究スタイルの違いが煙突にあらわれています!

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2種類のサイネリア

2013年01月22日 | 学校
第2農場の温室に来ています。
毎年のことですが数えられないぐらいの
サイネリアの苗で埋め尽くされています。
伺ってみると早生種と晩生種がこの中に入っているそうです。
理由は高校と小中学校の卒業式の時期が違うから。
名農の卒業式は3月1日ですが地元の小中学校は3月中~下旬。
どちらのリクエストにも応えるために
開花時期が異なる2つの種類を栽培しているのだそうです。
また現在、円安のため石油の価格が高騰しています。
暖房を使わなければ栽培できないため
これ以上価格があがったら採算がとれなくなるとも話していいました。
北国で植物を育てるのはコストとの戦いでもあります!
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開かずの扉

2013年01月22日 | 学校
とうとう雪が降って
チームの本拠地である光実験温室の
扉が開かなくなりました。
イチゴチームは反対の扉か出入りしているようですが
チーム側は凍って開きません。
中にはタマネギやクリスマスローズ、
さらに種差海岸のサクラソウの鉢の一部も入っています。
この寒さでどうなっているのでしょう。
とても心配です。
ところで先日、TV局からサクラソウ保護の取材をしたいと
オファーを受けました!
しかし残念ながら現在は地上部もなく絵にならないので
理由をご説明してお断りしました。
今日はすごい大雪になりそうです。
春を待ちましょう。
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