「堪忍袋」の緒が切れたら、
溜まっていた怒りが一度に噴き出す。
我慢に我慢を重ねてきたんだから、自然なことだ。
パンパンに膨れてきた頃に
新しい堪忍袋を新調するか、
一気に中身をぶちまけるかしかない。
落語に、喧嘩が絶えない夫婦が堪忍袋を作って
そこに、 散々、悪態をつく話があるが、
堪忍袋を、チクチク縫ってみたくなった。
きれいで、可愛い布で作れば、
見た目は、ポシェットだ
怒りを溜めず、想いのままを
こまめに袋の中へ吐き出せば
堪忍袋がポンポンはじけようが、
本人が爆発してコッパ微塵になるより、ずっと良い。
結婚式のあとで、姑からお手製の<堪忍袋>を
いただいたという話をきいた。