12月9日の夜は、アサーショントレーニングの2回目でした。
何度も受講しているうちに、自然にアサーションの思考回路を辿り始めます。
ちょうど、道のない野に けものみちができるように
時間をかけて、ゆっくりと 頼りない道らしきものが見えてきます。
「言いにくいことをお願いするときは、
断られた時の提案を3つくらい用意してからにしましょう」
私はここの部分が甘くて、
「私の方が正しいのだから、よもや断られることはあるまい」と
伝えてみたらNOと言われ、パニックで怒り爆発~になっていました。
お互いに納得する落としどころを考えてから後に、声をかけなくてはね!
(トレーニング例)お隣の柿の木の枝が 塀を越えてこちらにはみ出してる。枯葉が花の上に積もって嫌だ。
私「お宅の柿の落葉が我家の庭に落ちています。
花が埋もれて困っています。はみ出している枝を切っていただけますか」
お隣さん「はい、そのうちに」
私「あのう、私が切らせていただきます。」
お隣さん「まあ、そういわず、枝の柿の実を食べてもらっていいですよ」
私「ありがとうございます。できれば落ちないように葉っぱをとらせていただきたいのですが」
お隣さん「勝手にしてください」
ネットを張ってくださいと命令するよりも、自分が動く提案のほうが相手は受け入れやすい。
勝手に枝を切るのも一つの方法だけど、
そこでお隣とは決別するので、それなりに覚悟を決めなくてはならない。
自分の花の場所を植え替えるのもよい。
「相手にNOと言う権利がある」と最初に考えるのが、アサーティブな考え方で
それは「私もあなたも、NOと言う権利がある」と考えるからです。
「なんで、断るんよ!はみ出してるんやで」と怒っている時間は、
私の不都合さで、相手の権利を忘れてる時間かもしれません。
時間を置いて、たびたび交渉すれば、叶うこともあるでしょう。
潔よく、思い通りにならなくてよし!と覚悟を決めると
少なくとも、その場の気分で逆上して大喧嘩は回避できそうです。
その上で、私のことを知ってもらうために伝え続けるのです。
どこかで、互いにおりあえますように