本日の手仕事:栗赤飯
今日は母の命日。
朝、京都の叔母と従妹からお供えが届き
電話で とりとめもなく おしゃべりした。
ものごころつく頃から、こころの拠り所は
両親だったし、実家だった。
ピンチに動転し、逃げ込む先で
守られて安心して過ごせる空間だった。
両親がいなくなると、実家も存在しない。
現実の世界で一人だとしても
心まで 一人になってはいけない。
こころの拠り所は、私の思い出へと、変わってゆく。
母が生きていたら、
今日の栗赤飯の でっかい栗に
「おおースゴイ!」と、大げさにびっくりしてくれる。
そこで 私は自慢げに言う。
「これは、この秋一番おいしい栗だよー!」
悲しい事や、苦しいことなら 一人で我慢できても
嬉しい事や、面白いことを 一緒に楽しめないことが
寂しい