12月10日
今日のふれあいティーサービスには
お部屋からベットごと3人の方が、付き添いの方とおみえになりました。
車椅子にのって酸素ボンベを持ってこられたかたも。
お茶もお菓子も食せないけど、そこに居て世界遺産の映像をみたり
目が見えない方は、音楽を聞いたり、おしゃべりに耳を澄ます方も
それぞれ人の中で過ごす時間を楽しんでおられます。
同じテーブルを囲むのでお隣の方に声をかけやすく盛り上がることもあります。
そうそう、同年代の女性が10人もこられて 最後にバタバタしました。
お友だちが誘いあわせてお見舞いにこられたのでしょう。
「コーヒー。 ぬるめで」「はい」
「昆布茶。ぬるめで」「はい」
「紅茶。ぬるめで ストロー付き」「はい」
時々、看護師さんがとろみ剤を溶かしている場合もあります。(誤嚥防止)
高齢の女性がお部屋に戻るとき、近くに居た私を呼んで
「部屋では、胸がいっぱいで食事ができなかったけど
ここに来たら、手作りお菓子を食べて紅茶と昆布茶まで飲めました。
本当に不思議。本当にありがとう 」
そのあと、明るい笑顔で周囲の人に挨拶してゆかれました。
笑顔の力ってすごいと想うのは、あの方が微笑むと
どの方も笑顔で挨拶を返して穏かな表情になるのです。