菊地晴夫の美瑛写真家日記

美瑛・富良野の旬の情報や、最近の出来事をご紹介いたします。

白い丘

2008年06月11日 | Weblog

昨日は夜半からまとまった雨になりました。
農家の方々や観光業に携わっている人は、夜中に雨が降って日中晴れる。昨晩のような降り方が理想のパターンです。
北海道には梅雨は無いといわれているので、この時期雨など降らないように思われがちですが、実は降るんですよ。
雨が降らなかったら農作物など育ちませんから、むしろ降らなかったら大変です。

この写真は初夏の大地です。
デジタル処理でもしているように思われがちですが、この時期美瑛の最大の特徴ともいえる白い大地です。
火山灰地の為と思われますが、おそらく日本中の畑を見てもこのような色合いはここだけだと思います。
良く整地した丘はその後様々な作物を植えますが、芽吹き前の一時でこの後は見る見る緑の大地へと変わっていきます。
収穫後、秋の丘も地肌が見えますが、湿気が多いためかこのような色にはなりません。
きっと初夏の日差しの強さが、この白い大地を作っているのだと思います。

《白い大地》CANON EOS-5D 70~200mm f11,AE RAW