美瑛はどうしたことか、正月からほとんどまとまった降雪がありません。
現在の積雪は30cmほど。南斜面の丘はもっと少なく、地肌が見えているところもあります。
今日のウェザー解説でも、日本海側の積雪は昨年の半分から1/3とのこと。
丘はまるで3月下旬頃の風景となっています。
そんな中、毎年この連休恒例となっている、とあるグループのご案内がありました。
この時期は当然冬晴れに当たるのは宝くじ並み。
このグループもけして例外ではありませんでした。
幾度となく通い詰めてもことごとく裏切られ、「今回もダメなようなら神様はこの世には存在しない」とまで断言し、「この時期の撮影は諦めるしかない」とまで豪語したようです。
でも、なんと最終日、早朝こそ曇っていましたが、みるみる青空が広がり晴れ上がって来たのです。
「オー・マイ・ゴット」
やはり神様は存在していました。
前述のように雪の条件は最悪でしたが、鉛色に沈んだ雪原はその太陽の光で見渡す限り白銀の世界へと変わっていきました。
これぞ総天然色。
やはり太陽に照らし出された大地は美しい。
諦めないで狙い続ける。
単純なことですが、その成果が実った瞬間でした。
CANON EOS-5DMark 24~105mm F11 AE RAW